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魔都パンデモニウム

旧時代において、魔剣戦争時代の魔王城が存在していた廃都。
七英雄に連なる国家群に魔族は追い込まれ、今は見る影もない。

生き残った魔族たちは、各地で潜んでいる。


漆黒の舞姫~救世主信仰

かつての魔王の一人娘が未だに存命しており、いつか魔族を束ね導いてくれると信じられている。

腕力、耐久力といった対物理に関しては、常人以下の能力しかないが、
魔力関係に関しては、チート的能力を秘めている。
しかし、その力を未だにコントロール出来ておらず、感情的昂ぶりによって暴発される。


前人未到の巨大廃墟

パンデモニウムの地上部分は、戦争時に破壊され跡形もなく消し飛んでしまいました。
現在も地上にはまばらな灌木が映えているだけで何もありません。

地下への入口は、数か所見つかっていますが、どれもそれほど深くへは進めないようです。
まだ発見されていない入口がどこかに隠されており、それさえ見つければ魔王の財宝を見つけ出せるともいわれています。

現在、魔都パンデモニウムはディナリウム領内にあり、帝都ディナリウムから、馬で4日ほどの距離にあります。
周囲に人家はなく、調査に行く場合、野宿する覚悟が必要でしょう。


勇者への試練

パンデモニウムには、昔から都市伝説的な言い伝えがあります。
これは、魔都が勇者を求めているというものです。
伝説では、魔都は勇者の侵入を待っており、これと認めた者がいた場合使者を送って招き入れ、試練を与え殺してしまうという話です。
この話を裏付けるように、年にかなりの人数の名のある剣士や騎士がこの付近で行方不明になっており、その現象は今も続いています。