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スレイブの生産と開発

スレイブが誕生するのはディナリウム地下の「受胎壕」と呼ばれる場所だと言われています。
ここでは、スレイブの誕生から一人立ちできるまでの成長過程をすべて行います。
受胎壕には王立魔法アカデミーの幹部でも一部の者しか入れない聖域で、どんな場所なのか公開されていません。
全てのスレイブはここで生まれますが、スレイブもこの場所にいた当時の記憶を失っています。

受胎壕には皇帝の宮殿からしか入れないとされていますが、秘密の出入り口の噂は後を絶ちません。

スレイブの誕生は、全て謎に包まれていますが「S」と名づけられた階層で作られたものと「N」と名づけられた階層に分かれていると言われています。
現在のところ、何の略かは分かっていません。
なお、スレイブの民間での研究は禁止されているため民間開発のスレイブというのは今のところ登場していません。
ただし、ディナリウム以外の世界中の国家や団体がスレイブ開発に躍起になっている事からそのうち登場するかもしれません。


ブランド

スレイブには、3つのタイプが存在しています。
彼女たちは誕生した場所で分類されています。
なお、公式な発表はないため、以下の能力などに関しては世間一般の評価です。
スレイブには何のための機能なのか分からない能力が沢山あります。

以下の分類は大ざっぱなもので在り、同じ種類でも様々なタイプがあります。
その中でも新型と旧型ではかなり機能が変わってきます。


チャーチ

チャーチと呼ばれる教会のマークが体のどこかに小さく刻印されている事からこう呼ばれえいます。
受胎壕の西端に拠点があると言われています。
活動的なスレイブで、考えるより体が先に動くタイプです。
前向きで、開放的で明るい性格が多いスレイブです。
歌や踊りが得意な面もあります。
 


トータル

合格印と呼ばれる刻印が小さく体のどこかにあることからこう呼ばれています。
受胎壕の東端に拠点があると言われています。
情緒が安定していて、頭脳が明晰なスレイブです。
知的好奇心が強く、新しい情報や、珍しい話に興味を示します。


MAYA(マヤ)

眼球の奥に、小さく古代文字のM、A、Y、Aの文字が刻印されている事からこう呼ばれえいます。
受胎壕のどのあたりに拠点があるのか分かっていません。
感情が豊かで、芸術的なセンスなどに恵まれています。
スレイブとしては珍しく、主従の関係というよりは友達のような接し方をしてきます。


欠品

時々混ざってくる不良品と思われるスレイブです。
極端に精神が幼かったり、特殊な性格だったりと規格品にない個性を持っています。
一部の愛好家がおり、これはこれで少数流通しています。


非合法品

上記以外に違法売買されている改造スレイブなどがあります。
基本的にスレイブは主人を気づ付けたり絶対にしませんが、これら違法品はその範疇ではありません。


スレイブの流通

スレイブの流通は政府の厳しい統制下にあります。 一般市民がスレイブを購入したい場合は、政府の役所に希望を申請し、半年から数か月にわたる厳しい審査の後、配送されてきます。 その後、役人立ち合いの中、スレイブを起動し、主従関係を結ぶことになります。


冒険者とスレイブ

冒険者はスレイブなしでは活動ができないので、個人所有のない者(親に6歳の時買ってもらえなかった者)には、無料で基本型が配給されます。
ですので冒険者は関らず一体のスレイブを保有しています。


追加購入

スレイブ自体は高価な物ですので、普通の商店では購入できません。
大都市には専門店(官民合同企業)があり、購入が可能ですが、普通政府の高官やそれらにコネクションがあるものしか直には売ってもらえないのが普通です。


謎の行商人

噂では、スレイブを売って旅をしている謎の行商人がいるとの情報もあります。
非合法ですので、官憲が取り締まりを行っていますが、正体は不明です。