魔石
空から降り注いだ謎の物質、一般的に魔石と呼ばれる物質です。
振り落ちる時は大気と反応して白く流星のように輝きますが、地上に触れると結晶化して半透明の薄いオレンジ色になります。
純度が高ければ高いほど結晶は大型化します。
危険で魅力的な物質
魔石は、生物が直接触れると様々な障害を発生させる危険な物質です。
しかし、魔石には単に魔力だけが封じされている場合も多いのですが、大きめの結晶からは魔法のコードが発見されることがあります。
この魔法コードを魔工技師達が解析し、その魔石を利用することによって、今までにない魔法を使う事ができます。
ただし、術者が直接触れると危険ですので、扱いはスレイブを介して行われるのが一般的です。
ディナリウムで利用されているスレイブを介した魔法のほとんどはこうやって発見されたものです。
研究者の意見
研究者の多くは、本来この世界には存在しない異界からやってきた物質だと考えています。
彼らは魔石の事をフラグメントと呼び、魔力の元や魔法の媒体としての研究が行われています。
魔石は周期的に決まったタイミングで降ってくる場合が多く、蓄積量の90%は「星降る夜」と呼ばれる日の夜に降り注いだものです。
ただ、たまに周期以外の日に少量振ることもありますが、夜であることは変わりません。
研究は始められてからしばらくたちますが、現在でも分からないことがほとんどです。
魔石と文化
・「大星夜祭」
秋の祭りといえば、収穫祭とこの「大星夜祭」です。
特に「大星夜祭」は、夜空を彩る一大イベントで、全国のどの地域でも見ることができます。
ほとんどの宗教で祭日になっているほか、軍隊と警察を除く公務員もお休みです。
当日が近づくと、毎夜星が降るようになり、当日は滝のように流れる星を見る為にお祭りが行われます。
・「星降る夜」
毎月、月の真ん中くらいに「星降る夜」がやってきます。
「大星夜祭」と比べればたいした量ではありませんが、パラパラ降る星は風情があり人気があります。
新しい魔法の発見
魔石発見前より、魔法は存在していましたが、現在の魔法よりずっと力が小さなものでした。
魔石を解析することで発見された新しい魔法は、大きな力をもっていますが、制御が難しく使用にはスレイブのサポートが不可欠です。
魔工技師達によって発見される新しい魔法は、年ごとに増えていますがその中で実際に、使用できるものはそう多くはありません。
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