ワールドガイド

医療設備

ディナリウムの医療は2つの系統に分かれています。
一つが薬草などを使った古来の医療技術で、もう一つは魔法を用いた最新の医療技術です。
一般的なのが薬草などを使う従来の医療で、僻地を除いてどこの町にも民間の診療所があり、薬草医が開業しています。


魔法医療

この半世紀で急速に進歩したのが魔法医療です。
それまでの魔法での治療は、薬草の効果を強化する程度でしたが現在は、多種多様な病気と、かなりの重傷患者でも完治可能になっています。
帝都ディナリウムをはじめとして、大都市には魔法医療を専門にした規模の大きな医療機関が存在します。
これらの機関は王立魔法アカデミーの傘下にあり、研究機関としての機能も兼ね備えています。
現在も次々と新発見があり、魔法医療の世界は日進月歩です。
一説ではすでに不老不死への研究も、あと一歩のところまで来ていると言います。
ただし、完全に万能なわけではなく、魔石による感染が原因と思われる病気には全く効果がありません。

なお、冒険者ギルドとは協力関係にあるため、冒険者は無料で診察を受けることができます。
冒険依頼中に怪我をしたりした場合、ギルド専属の病院で治療してもらえます。
基本無料ですが、ある程度以上重症になった場合は、費用が発生することもあります。

薬草医療

やや時代遅れになった感があるのが、従来の薬草医療です。
魔法医療は、魔法アカデミーの大学で学ぶのに対して、薬草医療は老練な薬草医に弟子入りする形で技術が伝達されます。
貴重な薬草は栽培が難しく自生するものを採取する必要があることから、大都市よりも田舎に住む医者は多い傾向があります。
魔法医療と比べると回復速度が遅く、治りにくい病気も多くあるため、現在では魔法医より薬草医は下に見られています。
 
しかし、田舎では魔法医がなかなか開業してくれないため(不便なのと経済的な理由で)地方医療を担っているのは薬草医達です。
 
なお、魔石による感染による病気にもある程度効果があると言われています。