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疑似霊格(アニマソフトウェア)

魂を持たない器であるスレイブ。それが人間と同じように話、歌い。
笑えるのは、本物そっくりに作られた魂を内包しているからである。
それは膨大な年月をかけ組み上げられた素体に、さらに膨大な時間をかけて、知識や経験を積ませなければ成り立たず。
疑似とはいえ、十年、二十年生きたスレイブは一品ものである。
スレイブは初回起動時に目の前にいた人物を自動的にマスターと認める。
そのため、機動は自分とスレイブ以外誰もいない部屋で行われるこれを『開魂の儀』と呼ぶ。
命令権は基本的にマスターが持ち、他の人物は干渉できない。
ただしその代わりに、マスターの命令に対しては逆らうことができないため注意が必要。
またマスターを失ったスレイブは機能を停止してしまう。
どうやら疑似霊格に重大なダメージを負ってしまうらしい。
その傷を物理的に修復することはできるのだが。
修復されたスレイブはかつてのスレイブではない。
スレイブの多くは主人の死と共に存在が死んでしまうのだ。