神の手の群れを殲滅せよ!(春夏秋冬 マスター) 【難易度:普通】




プロローグ


 チョコの木と呼ばれるものが、とある地域にあった。
 ディナリウムに属するその地域は、自然豊かな神話の森の近くにあり、チョコの木を御神木として祭っている。
 御神木の名前は「ダヌ」と呼ばれ、ダヌを中心にするように広がる森は「ダヌの森」とも呼ばれていた。
 そのダヌの森の中で、神の手がフェアリーズを襲っていた。

「邪魔だ! 虫ケラ共が!」
 怒気と共に、魔法で作り出した炎を神の手の男が操る。
「めーなのー!」
「止めるですー!」
 数体のフェアリーズが、男の暴挙を止めるべく魔法の光弾を放とうとする。
 だがそれよりも速く、炎はフェアリーズを焼き尽くす。
 一瞬で炎に包まれ、消え失せるフェアリーズ。
「虫ケラが。身の程知らずに我らの邪魔をするからだ。馬鹿め」
 吐き捨てるように言う赤毛の男は、名をガイルと言う。
 神の手の1人だ。
「ガイルさま。この地域の準備も整いました」
「ふん、ようやくか」
 言葉とは逆に、機嫌良さげに返すガイル。
 今この場所には、神の手の一団が暗躍していた。
 それは来たるべき襲撃の下準備。
 炎を生み出す魔法陣を刻印し、一斉に放火するためのものだった。
「この地域のフェアリーズは、一匹も残っていないな?」
 ガイルの問い掛けに部下の神の手は返す。
「はい。先ほどガイルさまが焼き滅ぼしたもので全てです」
「なら良い。まったく、次から次に湧いて出る奴らだ」
「恐らく、この森の守護の役割を持っているのでしょう」
「ふん。あの程度で守護など笑わせるがな」
 嘲笑うように声を上げると、部下の神の手に問い掛ける。
「それで、調査は終わったのか? 我らの役に立ちそうか? この森にあるチョコの木とかいう代物は」
「無理だと推測します」
 淡々と神の手は事実を告げる。
「伝承通り、チョコの木が作り出す木の実は一時的とはいえ、食べた者に強力な効果を与えるのは確実です。ですが、我らには確保することができません」
「全ての木が、一つの意識で繋がっているからだな」
 ガイルの言葉に、神の手の男は頷き返す。
「はい。その意識は、木の実を与える相手を選びます。何度か枝から刺し木を得ようとした度にフェアリーズが邪魔をしたことから、我らに与える気はないようです。ならば、我ら以外が得られぬよう全て焼き尽くすことが最善かと」
「はん、そんな物はついでよ」
 ガイルは自分勝手な怒りを滲ませ言った。
「そんな事よりも、たかだか木の分際で御神木などと「神」の名を騙ることが許されざる大罪よ。不敬にして不遜。そんな物を崇める者共も同罪。ゼナン様より借り受けたノーライフキング50体を使い、殺してくれる」
「そのための準備も、整いつつあります。ガイル様に率いられし我ら50人の部隊が森を焼き、ゼナン様より借り受けたノーライフキングに街を襲撃させる。数日中には、完了するかと」
「ようやくだ。森を焼き、街を破壊する。不遜なる者共に、罪深さを教えてやる時だ」
 楽しげにガイルは笑い、部下と共にその場を離れた。

 一連の会話を、一組の男女が聞いていた。

「前々から思ってたけど、頭悪いよね、アイツら」
 森の木に隠れるようにして居るのはデーモンの女性。
 名をセパルと言うが、なんやかやあって、チョコの木がある地域の領主の一族であるウボーという男性の元で居候している。
 そして幻覚の能力を持っており、それを利用して神の手の側で聞き耳を立てていたのに気付かれなかったのだ。
「やることも性質悪いよね。危うく、みんな焼かれちゃう所だったよ」
 セパルは、フェアリーズを両手で抱きしめながら言った。
 先ほど、焼き払われたかのように思われたフェアリーズ達だ。
 幻覚の能力を使い、焼き払ったように見せかけ保護している。
「にしても、向こうは準備が整ってるみたいだけど、どうするの?」
 自分を守るようにして傍に居るウボーに、セパルが尋ねる。
「一人残らず誘い出した上で叩き潰す。冒険者のお蔭で、アイツらの情報は十分に集められるようになってるからな」
 ウボーが口にしているのは、少し前に冒険者達にした依頼のことだ。
 街を探る神の手の探索を頼み、十二分に探って来てくれたお蔭で、それを取っ掛かりにして更なる情報を手に入れている。
「襲撃は1週間後だ。その時期にウチの街で祭りがあるから、それで浮かれて油断している所を不意打ちで襲う計画らしい」
「うあ、陰険だ……それで、どうするの?」
「向こうに気付かれないよう、祭りの準備もするし当日は祭りもする。それと同時に、一切被害が出ないように迎撃する準備は整っている」
 凶悪な笑みを浮かべウボーは言った。
「ディナリウムで兵役に就いた事もある100人を迎撃に出す。準備は終わらせてある。もちろん、アイツらがこの森に仕込んだ危なかしい代物も全部解除してな」
「なにげに、ここの街の人達って血の気多いよね。普段は好い人だけど」
「やられたらやり返す。やられそうなら未然に潰す。それがウチの街のスローガンだからな」
「やっぱり、血の気多いよね。それで、当日はウボーが指揮するの?」
「いや、冒険者にして貰う」
「……んん? え? なんで?」
 この問い掛けに、ウボーは返した。
「ウチの街、昔の事とはいえ、ディナリウムと徹底抗戦したからな。そんな所が自衛のためとはいえ、人数集めて組織して領主の弟が指揮するとかなったら、危険視する貴族も居るんだよ」
「だからって、なんで冒険者の子たちに指揮して貰うの?」
「ウチの街は冒険者に危機を救って貰うために依頼しただけ。でも冒険者達から協力要請を受けたから手伝いました、って形にする必要があるんだよ」
「めんどくさいね」
「それが政治ってもんだ。しょうがない」
「手間の掛かることだね……まぁ良いよ。それならそれで、ボクも手伝うから。もちろん、良いでしょ?」
 笑みを浮かべながら言うセパルに、ウボーも笑いながら返した。
「もちろんだ。他にもセレナにフェアリーズに、街の住人にも可能な限り手伝って貰う。徹底的に叩き潰すためにな」
 拳を強く握り締め、ウボーは力強く言った。

 それからすぐに、秘密裏に冒険者たちが依頼を受け集められました。
 依頼の内容は、街と森を襲撃する神の手の殲滅です。
 街の人間と助っ人が手伝ってくれるとのことです。
 街の人間は100人。
 それに加えて、領主の弟であるウォーリアのウボー。シーフのセレナ。そして幻覚の能力を持ったデーモンのセパルが協力します。
 さらに、フェアリーズが連絡役や防御の助けをしてくれます。
 これらの戦力を、森と街に通じる街道に配置して、神の手を殲滅する指揮を執って欲しいとの事です。
 この依頼にアナタ達は?


解説


詳細説明

・目的

森と街を襲撃する神の手の殲滅。

・敵

森の襲撃に、メイジであるガイルを指揮者として神の手50人。街に通じる街道に神の手10人と使役するノーライフキング50体。

・敵の予定

森での襲撃は、散開した上で事前に設置した魔法を使う予定です。しかし魔法は解除されてます。

街への襲撃は、街道を渡り街に到着し手当たり次第に暴れる予定です。しかし街道で陣取って待ち受けられています。

・敵の戦力

・ガイル

敵のリーダー格。純粋に強いです。

・神の手

平均して並の冒険者ぐらいの強さです。

・ノーライフキング

タフです。数体ほど、特に強力なのが居ます。

・味方

街の住人100人。NPC3人。フェアリーズ。これらを森と街道、どちらにどの程度割り振って配置するかをお決めください。冒険者の指示通りに動きます。

・味方の戦力

・街の住人100人

平均して並の冒険者よりやや強いです。森と街道に人数を振り分けて下さい。

・NPC3人

ウボー。純粋に強いです。指揮能力が有るので、配置した場所の戦力が上がります。

セレナ。シーフです。配置した場所で皆と協力して有効な罠を設置します。

セパル。幻覚の能力により、配置した場所で敵の命中力が下がります。

・フェアリーズ

全員の意識が繋がっているので連絡役が出来ます。防御系の魔法で補助と、消火の魔法を使います。全員に一人ずつお供します。

・戦場舞台

森 かなりの広さがありますが、現地の街の住人により地形把握は完璧です。それに基づき動けます。

街道 幅10m前後。両脇は荒地です。100mほど離れた状態で向かい合った状態から戦闘は始まります。

森と街道は離れているので、すぐに行き来は出来ません。

以上です。それでは、ご参加をお待ちしております。


ゲームマスターより


おはようございます。もしくは、こんばんは。春夏秋冬と申します。

今回のエピソードは、集団戦の指示や配置を行ってからの戦闘になります。

今まで私が出させて頂いたエピソードの結果から、かなり有利な状況になっています。

いくつかルートを想定していましたが、一番良いルートです。

ちなみに最悪なルートだと、フェアリーズの好感度は低いので協力は得られず、街の資金が潤わないので人員の確保も難しい中、情報収集もままならず、いきなり襲われるとかもあり得ました。その時の難易度は難しい以上を想定していました。

なので、有利な状況の現状ですと、難易度は普通になっています。

とはいえ、だからといって油断されると、敵の数も多いので思わぬ被害が出ることもあり得ますので、お気をつけください。

それでは、少しでも楽しんで頂けるよう、判定にリザルトに頑張ります。



神の手の群れを殲滅せよ! エピソード情報
担当 春夏秋冬 GM 相談期間 7 日
ジャンル 戦闘 タイプ ショート 出発日 2018/4/17
難易度 普通 報酬 通常 公開日 2018/4/27

コーディアスルゥラーン
 デモニック | シャーマン | 23 歳 | 男性 
街道組で動く
助っ人はセレナ
街の住人は60人

作戦
まず事前にセレナを皆で手伝い進路上に動きを阻害する罠を設置しておきたい
落とし穴とか良さそう?

敵が現れたら
セレナに3人付けて罠班として罠の成功度高める動きして欲しい
理想は敵の半数以上の足止め

僕はルゥとジョブレして7人連れて神の手と戦闘

残り50人はノーライフキング対応
中・遠距離攻撃出来る人は罠越えてくる敵が接敵する前にとにかくダメージ入れて
接敵したら可能な限り複数人VS1体で戦闘を行いタフさで粘られる前に退治し消耗押えられたらいい
防御補助頼むよフェアリーズ!
敵減少の頃合い見て罠班も加勢に転じてくれ

終ったら
森組に連絡し合流したい
まだ戦闘中なら加勢に行く
ジーン・ズァエールルーツ・オリンジ
 ヒューマン | ウォーリア | 18 歳 | 男性 
まずセパルに幻覚をかけさせて俺達が知覚されないようにした後、散開させて待機
俺はルーツを武器に同化させて先行。敵が密集している場所を奇襲して敵をかく乱
そこをウボー達に攻撃させ、そのまま神の手の雑魚の始末をさせる

その間に俺はガイルへと向かう
メイジというから魔法主体なのは間違いないんで、フェアリーズに防御させつつ木々の合間を縫って姿を隠す&壁代わりにして移動
距離を詰めたら【裂空】で一気に接近。【リミットブレイクⅡ】を使用した【ファデルタ】の一撃を叩き込み、そのまま接近戦
攻撃時はフェアリーズに防御を担わせ、俺は極力魔法を撃たせないよう勢いのまま攻め立てる
反撃で負傷しようとガイルを倒すまで構わず攻撃
クロスト・ウォルフシルキィ
 ヒューマン | クレリック | 27 歳 | 男性 
大きな戦いになるようなので微力ながら役に立てれば…
俺とシルキィは街道の手伝いに入ろうと思う
作戦段取りはよく把握しておき事前準備も手伝う

俺達は
ノーライフキングと戦う街の住人達のフォローに従事するつもりだ
後衛から魔法弾で援護したい
シルキィは「クレリックは怪我してらんないんだからね」と敵の動向を警戒し俺の危険回避を担ってくれる

皆の疲労を見て適時適所で範囲回復(ホーリーサンクチュアリ)発動しフェアリーズで利用を呼び掛けます
シルキィも発動中動けない俺の代わりに怪我人を範囲内に担ぎ入れたりする

シルキィの危険も気に掛けておき彼女が狙われた時はジョブレで避難させる

終わった後もシルキィと手当に奔走する
アンネッラ・エレーヒャトゥルー
 エルフ | メイジ | 16 歳 | 女性 
戦場



行動
総力戦、といった様子でしょうか…どこもかしこもピリピリした空気で…気が引き締まりますわね
隠れていられる間は【グランドインパクト】で複数体を倒せるように努めましょう
地の利はこっちにあるのですから、しばらくはこの方法で戦力を削れるでしょう
それにしても…敵が多すぎますわ!トゥルー!出来るだけサポートお願いします!
敵に気付かれてからは【サイクロン】で迎撃ですわね

他の所でも戦闘音が聞こえますね…隙を見て、援護などしたいですわ
ジーン様が無茶していたら、こちらに注意を向けるように【サイクロン】又は石を投げます

一部木を傷つけてしまったので、後日労わりに行かなくては…
さぁ、現実を取り戻しに参りましょう

参加者一覧

コーディアスルゥラーン
 デモニック | シャーマン | 23 歳 | 男性 
ジーン・ズァエールルーツ・オリンジ
 ヒューマン | ウォーリア | 18 歳 | 男性 
クロスト・ウォルフシルキィ
 ヒューマン | クレリック | 27 歳 | 男性 
アンネッラ・エレーヒャトゥルー
 エルフ | メイジ | 16 歳 | 女性 


リザルト


●積悪の群れに対処せよ
 森と街。
 両方を破壊するべく進軍する神の手の脅威。
 それに対処すべく、冒険者たちは懸命に動いていた。

「貴女に神の恵みを」
 スキル「神の御加護」を【クロスト・ウォルフ】はセレナに贈る。
 罠を設置するセレナの動きが少しでも巧くいくよう、街道側を担当したクロストの心遣いだ。
「ありがとう。これなら巧くいけそうね」
 セレナは礼を返すと、すぐに罠の設置に掛かる。
 同じようにクロストも動く。
「さて、こっちも動かないとな」
 クレリックなクロストとしては、自分の主な役目は回復と補助だと考えている。
 そのためにどう動けば最善なのか?
 罠や人員の配置から自分の行動範囲を考えていく。
 そんな彼に【シルキィ】は声を掛ける。
「良い考えは浮かんだ?」
 これに考えるような間を開けて、クロストは返す。
「分からない。でも、最善だと思えることをするよ」
「最善って?」
「回復に動く。それがみんなを守ることに繋がる筈だ」
「良いんじゃない。でも、それだけだと足らないわ」
「そうか?」
「ええ。だって、それだと誰が貴方を守るの?」
「それは……仕方ないさ。人手が足らないんだ。自分の身は自分で守らないと」
「ダメよ、それじゃ」
 シルキィは優しい声で、クロストに言った。
「クレリックは怪我してらんないんだからね。だから――」
 シルキィは、クロストと視線を合わせ断言する。
「クロストは私が守るわ。盾になるには難しいかもしれないけど、貴方の目の代わりになることは出来るもの。貴方がみんなを助けるために集中する間、私が周りを見るわ」
 これにクロストは、余分な力を抜くように小さく笑うと、信頼の言葉を返した。
「ありがとう。頼りにしてるよ、シルキィ」
「ええ、任せなさい。クロスト」
 2人はお互いの信頼を胸に、準備を整えていく。

 そうして動いているのは【コーディアス】と【ルゥラーン】も同じだった。

「落とし穴、ここで良いの?」
 コーディアスは、罠の設置に動くセレナに問い掛ける。
 街の住人と協力して罠の設置をしているのだが、それは浅めの物。
 僅かに足を取られる程度でしかなかったが、セレナは確信を込め返す。
「ええ、それで良いわ。下手に深いと、味方が巻き込まれたら致命的だから」
「それだけで足りるかな?」
「その上で、柵を配置するわ。柵で分断しつつ、そちらに目を向けさせて、落とし穴の罠を気づかせないようにするの」
「良いね。でもそれだと、こっちも落とし穴のある場所に気付かない可能性もあるんじゃない?」
「ええ。だから、落とし穴の配置図を記した紙を用意してあるわ。あとで見ておいてね」
「分かった」
 コーディアスは落とし穴作りの手を止めず返した。
 そうして罠の設置は完了。
 敵を待ち受ける間に、ルゥラーンはフェアリーズを介して森の担当者に連絡を。
「こちらの状況を伝えて貰えますか?」
「伝えるです」
 ルゥラーンの掌に乗ったフェアリーズは、ぴょんっと手を上げ応える。
 そこにコーディアスが。
「こっちは用意が終わったよ。このあと、敵の指揮役に攻撃するみんなでミーティングするから、一緒に来てくれる?」
「はい。もちろんです」
 2人は、敵の指揮役である神の手に進撃する街の住人7人と要領を話し合う。
 万全の態勢で待ち受ける中、敵が現れる。
 その数、神の手10人にノーライフキング50体。
 最初は、ノーライフキングを前面に押し出した布陣だったが、迎撃態勢が整っていることを知り陣形を変える。
 指揮役の神の手が中央に、残りのノーライフキングが横に広がっていく。
 1人も残さず殺す包囲陣に移行し易い型だった。
 敵の来襲をフェアリーズを介して伝え、コーディアスは戦いへと挑む。
「規模がヤバイな、生き残れるかな?」
 自分を鼓舞するように、わざと軽口を口にするコーディアスにルゥラーンは断言する。
「貴方は死にません」
 凜とした、確信を持ってルゥラーンは言った。
「私が守るから」
 それは誓いの言葉。
 自らの存在を懸けた、コーディアスを想っての言葉だった。
 その言葉に、コーディアスは息を飲むように言葉をなくす。
 湧き上がる想いに言葉は足らず、そっとルゥラーンの頬にキスをして応えた。
「コーディ」
 自分を見詰めてくれるルゥラーンに笑みを返し、コーディアスは未来を口にする。
「一緒に生き延びてまた酔狂な旅をするんだ」
「……はい!」
 2人の未来を心に抱き、共に戦いへと向かう。
 それはクロストとシルキィも同じ。
「クロストが子供の頃、見た風景の場所に、いつか連れていってね」
 シルキィは、ホワイトデーに貰ったピーキーリングを見てクロストにねだる。
 フェアリーズの加護の力が込められたそれは、夜の湖畔で一面の花が月明かりに輝いている幻想的な風景を封じている。
「ああ、いつかきっと行こう。2人で一緒に」
 祈るような言葉と共に、2人は戦いの場へと向かう。
 そして敵とぶつかる寸前、コーディアスは檄を飛ばす。
「みんなよろしく頼む! 悲しき亡者を土に還してこの地の安寧を守り抜こう!」
 応えるは大気を振るわせるほどの歓声。
 街の住人の士気も十分な中、戦いは始まった。

 その頃、森を担当していた冒険者達も、戦いを迎えようとしていた。

●積悪の群れを打ち倒せ
「幻覚の援護を頼むぜ」
 敵の撹乱のため【ジーン・ズァエール】はセパルに指示をする。
「オッケー任せて。でも、さすがに森一つ分に掛けると、動く余力無くなるんだ。だから盾役で動くのは無理。身の安全には気を付けてね」
「死なねぇ程度には気遣うさ」
「頑張りましょう、マスター」
 ぎゅっと両手を握り締め【ルーツ・オリンジ】は言った。
 これにジーンは面白そうに笑みを浮かべる。
「やる気じゃねぇか」
「はい。森を焼いたり街を破壊しようだなんて許せませんから。懲らしめてやりましょう、マスター」
「その意気だ」
 ジーンは笑みを浮かべたまま返し、フェアリーズを通して連絡を取り合っているウボーの元に。
 それに気付いたウボーが視線を向けると、ジーンは気軽に声を掛ける。
「よぉ、そろそろ行けそうか?」
「ああ。街道の方に敵は先に来たらしい。こっちはまだだが時間の問題だろう。森の要所の警戒に当たらせている担当から、いつ連絡が来ても良いよう準備してくれ」
 これに返したのはルーツだ。
「任せて下さい。お願いします、フェアリーズさん」
「任せるです」
 ルーツの掌に乗ったフェアリーズが返す。
 そうして準備が整う中、戦闘の初撃を受け持つ【アンネッラ・エレーヒャ】に、全体の指揮をしているウボーが声を掛ける。
「そろそろ迎撃の準備を頼む。攻撃の初手は、遠距離に対応できるメイジが最適だ。街の人間もサポートに何人か就ける。重要な役割を任せて悪いが、よろしく頼む」
 これにアンネッラは力強く返す。
「任せて下さいですわ。敵は卑劣ですし、手加減しません。全力で全滅します」
 その姿は、堂々とした物だった。
 それを見詰める【トゥルー】は心の中で呟く。
(ずっと子供だと思っていたけど……随分成長した様ね。見守ってきた身としては感慨深いわ……)
 喜びと同時に一抹の寂しさをトゥルーが抱いていた、その時だった。
 フェアリーズが敵の来襲を告げる。
「ようやくか。おあずけには飽き飽きしてた所だ」
 獰猛な笑みを浮かべジーンは走り出し、そのあとをルーツが追う。
「行きますわ! トゥルー!」
 意気込むアンネッラに、その背中を守るようにして連いていくトゥルー。
 そして街の住人を指揮するウボーが続き、セパルは森一つ分の幻覚を維持するため、その場で待機。
 神の手を迎え撃つ冒険者達はフェアリーズの指示通り動き、僅かな時間で神の手を発見した。
 発見した神の手は動揺するように声を上げていた。
「どういうことだ? なぜ発火の魔法陣が発動しない!」
 ウボー達により解除されていたとは思わず、苛立たしげに声を上げる。
(アイツは――)
 ジーンは楽しげに笑みを浮かべる。
 それは渡されていた似顔絵通りの、敵のリーダーであるガイルを見つけたからだ。
(幸先が良い。すぐに殺り合えそうだ。とはいえ雑魚どもが邪魔だな)
 ガイルを守るようにして神の手が囲んでいる。
 それを抜けて初撃を叩きつけるのは無理だ。
 だからこそアンネッラの初撃が、戦いの趨勢を決める重要な一撃となる。
「トゥルー」
「ええ、分かってるわ」
 トゥルーはアンネッラの呼び掛けに応えジョブレゾナンス。
 アンネッラは即座に杖を構えると、敵へと照準を付ける。
 敵の殺気と味方の闘志が周囲に満ちる中、アンネッラは戦いの号砲を告げるべく魔力を高める。
(どこもかしこもピリピリした空気で……気が引き締まりますわね)
 今まで重ねてきた経験。
 それが戦いの中にあってアンネッラを落ち着かせる。
 それは、立派な冒険者としての心意気。
 子供のころから憧れていた冒険者に、彼女はなっていた。
 それを証明するように、アンネッラは戦いの火蓋を切る初撃を放った。
「大地よ、その威を表せ!」
 詠唱の終わりと共に、神の手の足元の地面が激しく律動。
 その衝撃に、骨に罅が入るほどの打撃を受けた。
 不意打ちの一撃。
 だが敵の反応は素早かった。
「散開しろ! 敵だ!」
 即座に一斉に散り、それでいて連携できる距離は保つ。
 精鋭なのだろう。動きは素早い。
 だがジーンの動きは更に速かった。
「邪魔だ! 雑魚が!」
 本命であるガイルの壁となる1人をジーンは叩き切る。
「貴様!」
 即座に敵は反応。
 光弾を生み出し撃ち放つ。
 だが届かない。
「はっ、遅ぇんだよ!」
 ジーンは敵の攻撃が放たれた時には、すでに疾走。
 木々の間を縫うように走り壁としながら、いつでも切りつけられる距離を保つ。
 切り込んだジーンに敵の意識が集中した瞬間、ウボー率いる街の住人が突撃。
 数では僅かに負けているが連携で押さえていった。
 だが敵味方共に数が多く乱戦となっていく。
 ウボー達が前衛として敵の主力を抑えながら、ジーンは遊撃として動き敵を切りつけつつ、ガイルへと接近。
 それを崩すべく、敵の遠距離攻撃手が距離を取り攻撃を放とうと動いていた。
「敵の遠距離攻撃を抑えますわ! 手伝って下さい!」
 アンネッラは人見知りなど見せず、自分に連いて来てくれている街の住人に指示を出す。
 即座に動く街の住人。
 彼らを率いるようにアンネッラは動き攻撃を放つ。
「風よ、渦巻き我が敵を撃ち抜け!」
 サイクロンを発動。
 局所的な竜巻が敵の1人に殺到、吹っ飛ばす。
「こっちですわ!」
 声を上げ、敵の注意を引きつける。
 その勇姿にトゥルーは頼もしさを覚える。
 同時に一抹の不安と寂しさも。
(まだまだ見通しは甘いわ……無茶をせずに戦闘を終わらせられるのはいつになるのかしら? ……実際その時になったら悲しくなると思うけれど、今は後ろで貴女を支えるわ)
 トゥルーの想いに応えるように、アンネッラは呼び掛ける。
「敵が多すぎますわ! トゥルー! 出来るだけサポートお願いします!」
「ええ、任せて」
 トゥルーのサポートを受け、アンネッラは確実に敵を倒していく。
 それは泥臭く血みどろな戦い。
 冒険者を止め家に帰ろうと何度も思った、これまでと同じ冒険者の戦いだった。
 けれど後悔は無い。
 なぜなら冒険者だからこそ得られる物があったからだ。
(冒険者だったからこそ、どんなに苦しくて怖くても、終わった後に感謝され、一緒に戦った方々と友好を深めることが出来たんですわ。それは村に居たら、絶対に味わえなかった……この大切な思い出を素敵にするためにも、戦い続けますわ)
 必死に冒険者の心気を見せていく。

 それはジーンも同じだった。

(さぁ、楽しませろよ)
 動き回り敵を切り続けながら、ジーンはガイルの死角に移動。
 そこから一気に加速し距離を詰める。
 裂空を発動。
 まさしく空を裂くような勢いで斬撃の間合いに辿り着き、ファデルタを振り抜く。
「舐めるな!」
 だが敵は魔法で防ぐ。
 突如現れた光の盾が斬撃を受け止めた。
 けれどジーンの攻撃は止まらない。
「くたばれ!」
 リミットブレイクⅡを使い限界突破。
 息つく間もないほどの連撃を叩き込み続ける。
「貴様……!」
「逃げんじゃねぇぞ!」
 刹那の内に攻防が繰り返される。 
 途切れぬ斬撃をジーンは放ち、ガイルは魔法の盾で防ぎ続ける。
 敵は一歩遅い。
 ジーンが先に攻撃した分、防御から攻撃に回れない。
 だからこそ、あえて一撃を受ける。
 ガイルは防御魔法を捨て、特大の攻撃魔法を起動。
 胸元を切り裂かれながら、炎の槍をジーンに向ける。
 それをジーンは避けようとしない。
 攻撃のみを考え踏み込む。
 だが、先に放たれるのはガイルの攻撃。
 それが撃ち放たれようとした瞬間、アンネッラの援護が。
「させませんわ!」
 サイクロンが放たれる。
 それをガイルは辛うじて避けるも攻撃が狂う。
 特大の炎槍はジーンをかすめるのみ。
 フェアリーズの防御もあり被害は最小。
 なにより死すら恐れない踏み込みの速さが、ジーンに勝利を掴ませた。
 踏み込みの勢いも込めた鋭い一撃。
 それが深々とガイルを切り裂き戦闘不能にさせた。
「はっ、物足りねぇ。残りは雑魚だが、平らげるか」
 戦いの喜びを抱いたまま、ジーンは戦い続ける。
 そしてアンネッラの奮闘もあり、森の敵は制圧された。

 ほぼ時を同じくして街道の敵も制圧されつつあった。

●勝利を掴め
 直前にクロストから、スキル神の御加護を掛けて貰ったコーディアスは戦いに挑む。
「僕たちが前に出るから、援護は頼んだよ」
 ノーライフキングを指揮する神の手を叩くべく、コーディアスは敵へと踏み込む。
 左右と背後を守るように7人が同行し、セレナが罠班として3人を引き連れ動く。
 街の住人の残り50人は、柵を利用しながら援護射撃を繰り返していた。
 それにより敵の進撃が止まる。
 動きが鈍いノーライフキングは柵を迂回しようとした所で集中攻撃。
 タフなせいでかなり撃ち込まないと倒せなかったが、着実に数は減っていく。
 それに気付いた神の手が指示を飛ばそうとするが、コーディアス率いる部隊が全力で阻害する。
「ここから先には行かせない」
「何だ貴様ら!」
 前に立ちはだかり挑発するコーディアスに神の手は激昂する。
 邪魔者は消せとばかりに次々攻撃するが、コーディアスの部隊は回避に専念。
 同時に、少しずつ後退する。
 それを好機と見た神の手は、一気呵成に突撃を開始する。
(よし、予想通り)
 敵の動きを読んでいたコーディアスは、予定通り同行する部隊と共に逃走する。
「逃がすか!」
 誘導されてるとも気付かず追い縋る神の手。
 コーディアスの思惑通り、罠である落とし穴に足を掛け転倒。
 まとめて突撃していた事もあり、将棋倒しになる。
 そこを逃さずコーディアスは攻撃する。
「ルゥ、精密操作、行けるね?」
「任せて下さい」
 コーディアスはルゥの助けも借りながら火界咒を発動。
 敵を誘導している間に九字切りで強化された炎の大蛇は、神の手1人1人を分断するように疾走する。
「ひっ!」
 炎の大蛇を食らうと思った神の手は身体を硬直させる。
 だがコーディアスの狙いは奥に居るノーライフキング。
 攻撃を受けたノーライフキングは、恐慌をきたしたかのように見境なく暴れ出す。
「止め――」
「させないよ!」
 止めようと声を上げる神の手にコーディアスは攻撃。
 不意打ち気味のそれをまともに受け、神の手の1人は倒れた。
 残りの神の手も、コーディアスの火界咒で分断された隙を突き街の住人が個別撃破。
 手の回らない所をコーディアスが受け持つ。
 これにより早い段階で指揮役の神の手は全滅する。

 だが、これで戦いが楽に終わることはなかった。

「回復します! 近くに集まって下さい!」
 クロストは街の住人の回復に動く。
 凶悪なほどタフなノーライフキング数体に、倒し切れず怪我をした街の住人が出たからだ。
「肩に掴まって。運んであげるから」
 シルキィは、疲労と怪我で動きが鈍った住人をクロストの近くに運ぶ。
「怪我をした人はこれで全員か?」
 クロストの問い掛けにシルキィは返す。
「もう少し待って。フェアリーズに頼んでみんなに連絡してるから。あと2人来るわ」
 シルキィの言葉通り、怪我をした2人が近付く。
 より動きが鈍い一人をシルキィは助け準備は整う。
「癒しの力よ、我が聖別せし地に満ちよ」
 ホーリーサンクチュアリが発動。
 術者が一歩も動けなくなる制約はあるが、半径5mの範囲で回復をもたらす効果は大きい。
 10人単位で回復する中、ノーライフキングが近付く。
(拙い。効果範囲に入られたら、向こうまで回復させてしまうか?)
 クロストは解除するべきか悩む中、近付いてきたノーライフキングは回復をもたらす光を忌々しげに遠巻きにする。
 そのノーライフキングが特殊だったのか、あるいはノーライフキング全てがそうなのか分からないが、近付いて来ない。
 だが、回復の光が消えると同時に襲い掛かってくる。
「シルキィ、ジョブレゾナンスだ」
 クロストはシルキィの避難も考え武器に同化させた。
 手にした大盾オルメディンシアにシルキィの存在を感じながら、攻撃に動くべきか考える。
(どのみち魔力は残り少ない。攻撃に専念するべきか?)
 事前にセレナとコーディアスに神の恵みを掛けていた事もあり、回復魔法を重ねた今では魔力の残りは僅かだ。
 僅かな時間で考え抜き、クロストは動く。
「シルキィ、攻撃に出る。周囲の状況を見て最後の回復魔法を使うから、手伝ってくれ」
 これにシルキィは、元気付けるように明るい声で返した。
「任せなさい。相棒なんだから、気にしないの」
 シルキィの言葉に力を貰い、クロストは動く。
 ノーライフキングの注意を引き、大盾を叩きつける。
 それに暴れるノーライフキング。
 なんとか避けるも体勢を崩し、更なる追撃を受けそうになる。
 だが、危機一髪で仲間の援護が。
「こっちよ」
 セレナが敵の前に立ちはだかり、注意を引いたかと思えば一瞬で死角に移動。
 急所に連続で刺突。
 生きていれば即死のそれを食らいながら動き続けるノーライフキングに、止めをコーディアスが。
 セレナの攻撃の隙に甲種言霊をかけ防御を下げた所で、手にした薙刀を振るう。
 横一文字に首を跳ね飛ばした。
 死者たるノーライフキングは、血も流さず倒れ込む。
「ごめん。遅くなった」
 コーディアスの言葉にクロストは礼で返す。
「いえ、ちょうど良いタイミングでしたよ」
 2人は戦いの中で笑みを浮かべ、お互いを鼓舞すると再び戦いに。
 強力な数体のノーライフキングに手間取ったが、1人の死者も出さずに倒し切った。

「良し。生き残った」
 戦い終わり、コーディアスは息つくように声を上げる。
「ええ……生きてます、コーディ」
 ルゥラーンは、いつも以上の激戦に思う所があったのか、コーディアスの服をぎゅっと掴む。
 それが、コーディアスに可愛いと思わせる。
 だから、堪らず抱きしめた。
「コーディ」
 濡れたような眼差しで自分を見詰めるルゥラーンに、コーディアスは囁くように言った。
「目、つむってくれる?」
 はにかむような間を開けて目を閉じたルゥラーンに、コーディアスは唇を重ねた。

(うわっ、うわうわっ!)
 それを見てしまったシルキィは、思わず赤面しながらクロストを見てしまう。
 その瞬間、クロストと視線が合わさる。
 恥ずかしさで目を逸らしたシルキィに、そっと手を重ね合うクロストだった。

 かくして戦いは終わる。
 そして冒険者たちは、捕虜にした神の手を一端集めるために、ウボー達に頼まれていた通り御神木の前に連れていった。

●終末託宣
 御神木の前に集めた神の手から情報を得るため、ジーンを中心として尋問が行われる。
「お前らの仲間に、アイドル衣装の女がいる筈だ。話せ」
 ジーンの問い掛けにガイルは返した。
「知らぬ方が幸せだというのに、知りたいか?」
「ハッタリなら、みっともないよ」
 コーディアスの言葉に笑みを浮かべ、ガイルは言った。
「奴らなら菌界よ。そこでノーライフキングの王の力を得るために動いている」 
「王の力……ですか?」
 クロストの言葉にガイルは返す。
「そうだ。大地すら引き裂くほどの力よ。貴様らは我らを捕えいい気になっているかもしれんが、すべて無駄よ。最後に勝つのは我ら神の手だ!」
 そこまで言うと、壊れたように笑い出すガイル。
 更に尋問するも、笑い続けるだけで何も答えなかった。
 ガイルの言葉の真偽を皆が気に掛ける中、アンネッラは戦いの中で傷付けてしまった木々のことも気に掛ける。
「傷付けてしまった木は、あとで労らないといけませんわね」
 これに返したのは優しい声だった。
「気にしなくても大丈夫ですよ」
 それは美しい女の形をした何かだった。
 傍に居るだけで神々しさに包まれる程の存在感をしている。
「薔薇をありがとう、森の子。大切に育てますね」
 御神木の根元に植えられたピンクの薔薇に視線を向け、美しい女はアンネッラに礼を言う。
 皆が、誰なのかを聞こうとする前に、ウボーが女の前にひざまずき皆に言った。
「御神木であるダヌ様の化身だ」
 ダヌは、驚く冒険者達に言った。
「ありがとう。貴方達のお蔭で、私は最後まで余計な力を振るわず完全な形で目覚めることが出来ました」
 それは冒険者たちの活躍により森と街が守られたことを意味している。
「これで万全の力で菌界の王に戦いを挑むことが出来ます。引き裂かれる大地を、一時とはいえ繋ぎ止めるために」
 それは終末の託宣。
 そして戦うかを問う言葉だった。
「時が来れば、私は貴方たち冒険者に助力を願います。もし叶うなら、どうか力を貸し下さい。1人でも、多くの命を救うために」
 終末は近い。
 依頼の終わりに、そう告げられた冒険者達だった。



依頼結果

大成功

MVP
 コーディアス
 デモニック / シャーマン


依頼相談掲示板

[1] ソルト・ニャン 2018/04/07-00:00

やっほにゃ~ぁ
挨拶や相談は、ここでお願いにゃ~!
みんなふぁいとにゃにゃ~  
 

[14] アンネッラ・エレーヒャ 2018/04/16-23:42

確かにギリギリで援軍は小説などでは熱い展開と言えますわね…。
私も連携など詰められそうなら詰めてみますわ。  
 

[13] ジーン・ズァエール 2018/04/16-23:31

超ギリギリの状況で援軍とは燃える展開じゃねえか
ともあれ戦力が増えるのはありがてぇ。時間も少ねぇから細かい連携を盛り込むのは無理だが、まあなんとかなるだろ

ともあれこっちももう少し詰めてみるかな  
 

[12] コーディアス 2018/04/16-23:02

アンネッラさん、久し振り。
来てくれてとても心強いよ。
4組でいい感じに分かれたね。
何とかなりそうで安心した。

プランは何とか修正して提出済。
成功を祈るよ!  
 

[11] アンネッラ・エレーヒャ 2018/04/16-22:09

大変ギリギリではございますが、この度の依頼に参加させていただきました…!
皆様、お久しぶりでございます。メイジのアンネッラ・エレーヒャでございます。

人数的に森の方に行こうと思っております。
魔法の構成としては炎や雷以外のものという風に考えております。
微力ながら、よろしくお願いいたします!  
 

[10] クロスト・ウォルフ 2018/04/16-21:35

街道側が大変そうなので、街道の方に参加を変更しようと思う。
ぎりぎりの変更で申し訳ない。  
 

[9] コーディアス 2018/04/16-21:28

しまった、街道側にノーライフ使役する神の手10人いたんだね。
思いっきり見落としてた…ヤバイ。

僕は先に使役する神の手の方の対処に行く事にする。
その後ノーライフの強い奴対応かな?
どうなるんだこれ。
やれるだけの事はやろう。  
 

[8] コーディアス 2018/04/16-14:50

≪つづき≫

以上、基本はこんな感じでプランに入れるつもり。
戦闘中強力なノーライフ見つけたらそっちに当るつもりだよ。
スキルは敵の防御下げと攻撃魔法。

一緒に暴れてくれる人ウエルカムだよ!  
 

[7] コーディアス 2018/04/16-14:49

メタで悪いけど終了告知出たね。びっくり。
どうなっちゃうんだろうねこの世界。最後まで遊び切って見届けるつもりだよ。
この依頼も大成功目指す。

今からでも参加検討してくれる人期待して、街道側の作戦案提示しとく。

●まず事前にセレナを皆で手伝い敵の進路上に動きを阻害する罠を設置しておきたい

●奴等現れたら
セレナに10人付けて罠班として罠の成功度高める動きして欲しい
理想は敵の半数以上の足止め

●僕等と50人は戦闘班
僕含め中・遠距離攻撃出来る人は罠越えてくる敵が接敵する前に出来るだけダメージ入れる
接敵したら可能な限り複数人VS1体で戦闘を行いタフさで粘られる前にさっさと退治し味方の消耗軽減も図りたい
 
 

[6] クロスト・ウォルフ 2018/04/14-16:51

クレリックのクロストと相棒のシルキィです。
よろしくお願いします。

俺は森の方に加わらせて貰いたい。
回復スキルは
・単体回復
・半径5m範囲内の回復
を用意していこうと思う。
この範囲回復はもしかしたら敵も回復してしまうかもしれない。使う場所を気をつけたいと思う。
他に役に立てそうな事は囮や敵の妨害だろうか…(悩)
クレリックは通常攻撃手段が謎だから困る。何か考えます。  
 

[5] コーディアス 2018/04/13-18:11

了解、僕は街道に当るよ。
戦力配分まとめとく。

●森(大将ガイル+神の手50人)
・ジーン
・ウボー/セパル/街の住人40人

●街道(ノーライフキング50体)
・コーディアス
・セレナ/街の住人60人  
 

[4] ジーン・ズァエール 2018/04/12-09:47

ヒューマンでウォーリアのジーンだ
今回もなかなか面白そうな事になりそうだな。そんでもって参加者の人数も別の意味で面白くなりそうだ。このまま行ったら少数精鋭ってレベルじゃねえぞホント

戦闘時の戦力配分はそれで異論はねえ。神の手の戦闘力は大したことなさそうだし、ウボー達がいれば十分穴埋めできるはずだ
そっちも何体か強力な個体いるらしいが、罠にハメたりコーディアス達が対処すればおそらく問題ねえだろ

俺の戦う場所は大将がいる森を想定してるから、コーディアス達は街道の方を担当してもらって構わねえ  
 

[3] コーディアス 2018/04/11-18:29

ちなみに僕は書き込みの通り、街道の方が戦うイメージ湧いてるからどっちかと言えば街道に当りたいけど、もちろん森でもいいよ。

というか、参加者増えて欲しいな。  
 

[2] コーディアス 2018/04/11-18:27

シャーマンのコーディアスとパートナーのルゥラーンだよ。
なかなか大規模な戦闘になりそうだね。がんばるよ、よろしく。

戦場は2カ所でこんな感じだね。

・森→大将ガイル+神の手50人
・街道→ノーライフキング50体

街道の方、そうだな…助っ人はセレナ、街の住人は60人位がいい感じ?
ノーライフのタフってのはこっちが疲労するからそれを計算に入れろって事かなと思って。
数の有利とセレナに罠で行動阻害頼んだらいいのかなって考え。
もし早く片付けられたら森に加勢に行く。

森はウボーの戦力アップとセパルの能力で数の不利を埋めてくれそうかなと思う。

どうだろ?意見よろしく。