神の手から洗脳オーパーツを奪取せよ!(春夏秋冬 マスター) 【難易度:普通】




プロローグ


「これで、マッチポンプで掌握された村の場所は全部か?」
「全部かは分からないよ。ボクが調べられた場所がそれだけってこと」
 店内での会話が秘密厳守な、とある酒場。
 そこで、2人の男女が地図を広げ話し合っていた。
 1人は、ウボーという名のディナリウムに属する男であり、もう1人は、セパルという名のデーモンだ。
 いま2人が話し合っているのは、神の手により掌握されている村のことだ。
 現在、自作自演で襲撃と救済を行うマッチポンプにより、幾つかの村が掌握されている。
 冒険者たちの情報収集により、目的はオーパーツを使った実験場の確保だった事が分かっている。
 そして神の手の思惑に翻弄されている村人のため、いま2人は話し合っていたのだ。
 セパルは、自分の目的のために神の手に雇われ協力していたが、今は昔の仲間であるウボーに情報を流していた。
「それで、どれぐらい人を割けるの?」
 神の手の対処を話し合う中、人員に関してセパルが尋ねる。
 それにウボーは、苦い顔で返した。
「オーパーツの確保のためなら、ある程度の人員を引っ張って来れる。だが、村人の安全を名目にするとな……」
「ディナリウムから離れた、どこの誰とも知れない村人なんぞに手間もお金もかけられない、とか?」
「……さぁな。少なくとも上が興味があるのはオーパーツだ。もっとも、それを名目にすれば、少々雑でも予算を引っ張って来れるがな」
「あ~、わっるい顔してる~」
「善人やってて世の中回るなら幾らでもそうするけどな。とにかく、予算とそれなりの人手は確保した。人手の方は、出来るだけ村人の安全確保に回す。で、問題は神の手の対処だ」
「そっちの人手が足らないってことね。だったら簡単じゃない。お金は確保できてるんなら、冒険者の子達に依頼すれば良いじゃん」
「そのつもりだ。あと、お前も手を貸せ」
「え~、それって直接、神の手とドンパチしろってことでしょ? バレたらボク、あいつらに命狙われるじゃん」
「自業自得だ。自分で撒いた種だろ。自分で刈り取れ。だいたい、気に入らなかったら同族のデーモン相手でも喧嘩売るヤツが殊勝なこと言うな」
「それはそうだけどさ~。こっちにも都合ってものがあるし。言ったじゃん。あいつらの持ってる本が欲しいから協力してるって。なのに神の手と戦ったら、バレて手に入り辛くなっちゃう」
「もう手に入れてるだろ、お前」
 露骨に視線を逸らすセパル。
 そんなセパルに、ため息をつくようにウボーは言った。
「お前みたいに抜け目のないヤツが、目的の目処も立たないのに、こっちに話を持ってくるわけがないだろ。それ以前に、本当に本が目的だったのか?」
「……なにが?」
「とぼけるな。本当の目的は、あいつらの知識だったんだろ」
「……まぁね。こっちのお目当ての物は手に入れられそうにないんで、もういいんだけどさ」
 けだるげに言うセパルに、ウボーは続けて言った。
「その様子だと、未だにお前の望みが叶う当てはないみたいだな」
「……うん。あいも変わらず、ボクが作れるのは、魂の無い人形だけさ。あの子みたいな子を、作るのは無理だよ」
 自嘲するようにセパルは返すと、無理やり明るい声で言った。
「ま、それはいいさ。それよりも、どうやって神の手とやり合うつもり?」
 これにウボーは、地図を指さして返した。
「まずは前回、冒険者たちが調べてくれた村から解放する。しっかりと調べてくれたからな。お蔭で作戦は立てやすい」
「具体的には、どうするつもり?」
「まず、村人は村から退避させる。戦闘に巻き込まれたり人質にでもされると、マズいからな。これに関しては、俺の方でどうにかする。その上で、村に来た神の手を一人残らず捕縛。これは、冒険者に依頼するつもりだ」
「神の手が、次にいつ村に訪れるかぐらいなら、ボクの方で調べられると思うよ。それに合わせて、作戦は動かせば良いんじゃない?」
「そのつもりだ。神の手が村に訪れる前に村人は退避。冒険者達には村で待機をして貰い、神の手が村に来たと同時に戦って捕縛して貰う」
「その間、そっちは何もしないつもり?」
「まさか。村人の退避を終わらせ次第、村を囲むように展開する。万が一にも、神の手に逃げられないようにするためにな」
「逃げられないように檻を作って、その中で冒険者達には戦って貰うってこと?」
「そういうことだ」
「ん~、それは良いけど、そこで神の手を捕縛したら、帰って来なくて怪しむと思うけど」
「だろうな。そうなれば、何があったのかを調べるために、新たに神の手が来る可能性が高い。それを俺達が更に潰す」
「誘き寄せて潰していくってわけね」
「ああ。それと同時に、他の掌握されている村も並列して解放していく作戦だ」
「なるほどね。となると後は、洗脳っぽい能力のオーパーツの問題だね」
「これも、冒険者たちが情報を手に入れてくれたからな。対処は考えてある」
「最初からマテリアルチェインをしていれば、冒険者なら耐えられるだろうね。問題はそれよりも、オーパーツの本体がどこにあるのかってことだね」
「そうだな」
 眉を寄せながら、ウボーは言った。
「冒険者たちが手入れてくれた情報からすると、村で実験をしていたオーパーツは子機の可能性が高い。大元の本体が、どこかにある筈だ」
「探さないといけないから大変だね」
「他人事みたいに言うな。お前が調べるんだぞ」
「……え?」
 少し固まった後、セパルは慌てて返した。
「ちょ、そこまでボクにさせる気なの!? そっちの作戦動いてたら、ボクが情報流してるのバレる可能性高いんだけど!?」
「お前の都合は知らん。そもそもが自業自得だ。自分がやらかした事の後始末ぐらいしっかりつけろ」
「え~。でも、ボクが関わってたから、被害が少なくなってんだよ」
「ただの結果論だろうが。お前がやらかしたこと自体は変わらん。しっかり働け」

 そんなやり取りがあってから数日後、秘密裏に冒険者たちが集められました。
 とある村にやってくる神の手を倒し、オーパーツを手に入れて欲しいという依頼です。
 村の周囲に可能な限り人員を配置し、万が一にも逃げられないようにする予定との事ですが、可能な限り村の中で倒して捕縛して欲しいとの事でした。
 なお依頼の際には、セパルという名のデーモンが協力するとの事でした。
 この依頼に、アナタ達は?


解説


状況説明

村に訪れる神の手を倒し、オーパーツを確保して下さい。

舞台となる村は、森を切り開いて出来ています。
中央に広場があり、それを囲むように7軒の家。

村人は神の手が訪れる前に退避させています。

村の家屋に隠れた状態で待機し、神の手が訪れると同時に戦闘開始です。



神の手が10人。
シャーマン2人、マジシャン4人、ウォーリア4人。

一定以上ダメージを与えると戦闘不能になり気絶。そこから更にダメージを与えると死亡します。

5人以上、戦闘不能に出来れば依頼成功です。
戦闘不能にした人数などで、成功度が上昇します。

セパル

デーモンです。基本PCの言う通りに動きます。

幻覚の能力を持ち、PC達の姿や声を一時的に知覚させないようにすることも可能。
幻覚は、攻撃相当の行為を行うと相手に気付かれます。
罠なども、掛かった瞬間に気付かれます。

戦闘の際は、直接戦闘か、幻覚の能力でサポートさせるかを選べます。

直接戦闘 

基本的には、PC達の防御役として動きます。敵の攻撃を横から邪魔したり、あるいは攻撃の盾になったり。

幻覚

PC達を見えなくさせ、最初の一撃は完全な不意打ちにさせます。その後は、幻覚により敵の命中力を下げさせます。

直接戦闘と幻覚、同時にはさせられません。

オーパーツ

マイクの形をしています。歌うことにより洗脳効果が発動し、魔法防御力で判定。判定に失敗すると、一時的に戦闘不能になり、オーパーツの使い手の言うことを聞いてしまいます。
神の手の男の1人が持っています。

セパルの幻覚で効果を無効に出来ますが、その間は直接戦闘はさせられません。

以上です。
では、ご参加をお待ちしております。


ゲームマスターより


おはようございます。もしくはこんばんは。春夏秋冬と申します。

今回のエピソードの結果で、次回以降のエピソード内容が変わったりする予定です。

ちなみに今の所、神の手に被害を与えるルートに進んでいます。

予定していたルートの中には、村人とかが本格的に人体実験に使われそうになるルートもありましたが、今までの流れで潰れています。

そういった感じに、ご参加頂けた皆さまの結果で変わっていくエピソードを、今後もボチボチと出していこうかと思っています。

興味を持って頂ければ幸いです。




神の手から洗脳オーパーツを奪取せよ! エピソード情報
担当 春夏秋冬 GM 相談期間 7 日
ジャンル 戦闘 タイプ ショート 出発日 2017/12/9
難易度 普通 報酬 通常 公開日 2017/12/19

ジーン・ズァエールルーツ・オリンジ
 ヒューマン | ウォーリア | 18 歳 | 男性 
村に到着後隠れて敵を待ち構える
敵が来たらオーパーツを持っている奴が誰か観察
見つけたら仲間に知らせる

全員の準備が整ったらスレイブを武器に同化させてから『マテリアルチェイン』を発動
その後オーパーツを持っている敵めがけて突撃。【リミットブレイク】を発動させつつ先制攻撃を加える
攻撃後オーパーツを奪還。成否問わず【ソニックブーム】で周囲の敵を攻撃しつつ離脱。叫んで仲間に攻撃開始の合図を送る

戦闘ではオーパーツを奪還できたならその場で一番強そうな敵を相手にする
奪還できなければ、再度オーパーツ持ちを狙う
その際はスキルを活用して距離をとって戦う。近づきすぎると影響を受けやすいって前に分かったからな
アンネッラ・エレーヒャトゥルー
 エルフ | メイジ | 16 歳 | 女性 
目的
オーパーツの確保

行動
最初は依然と同じように幻影で隠れつつ、神の手に近付きましょう
その際、オーパーツを持った方はどなたか、どこでなら戦闘しやすいかなど確認を行いたいと思います

広場では位置取りに気を付けませんと…セパル様が隠れる場所がなさそうでしたら、護衛も兼ねておりますからね
ジーン様が動き出したら、スターダストフォースで威力の拡大行い、叫び声が聞こえ次第サイクロンで遠くの方を狙って魔法を放ちます
以前攻撃したくも出来なかった分、つい気合を入れてしまいますわね…
魔法を思いっきり放った後はアイシクルで比較的近距離の方を対象に魔法を撃ちますわ
家が割と近いようですので、被害少なく済みますように…
コーディアスルゥラーン
 デモニック | シャーマン | 23 歳 | 男性 
セパルには幻覚依頼したい
だから貴方は隠れて姿見せないようにしてていいと思うよ

奴ら到着時ジョブレゾナンスマテリアルチェイン(文字数…
幻覚頼りにして観察
オーパーツ(以後OP)持ってる奴特定したい(ガードされてる・一番偉そう・それらしい物持ってる奴

作戦は
ジーンさんがOP奪取不意打ち行動+合図したら
魔法組が魔法ぶっぱし奴ら動揺してる内体勢整え戦闘開始
になればいいな

家屋に潜み
ぶっぱ魔法は火界咒(インパクトで奴らビビって初動遅れろ
狙うのは
ジーンさんの邪魔になりそうな奴>OP持ちをガードしてる奴

ぶっぱ後は
家屋を盾に狙える奴を急急如律令で攻撃(痺れろ
魔法職優先(武器・振舞いで判別

余裕あれば
敵のデバフに祓魔
是呂零鈴
 ケモモ | ナイト | 35 歳 | 男性 
事前の作戦会議に加わる
人を模したカカシを何体か作り村の建物陰に隠しておく
神の手が来たらジョブレから武器同化まで済ませておこう

民家に潜み皆の不意打ち後から僕は動く
僕の優先行動は奴等を攪乱させて味方に攻撃を向かせない、又は邪魔したい

不意打ち後、ナイトリージョン使って「ここにもいるぞー」と物陰から姿出してやれば
奴等他にも隠れてる奴がいると警戒して僕の策に引っ掛りやすくならないか
当然留まらず家屋内外利用して逃げる
ナイトリージョンで気を引きカカシチラ出ししたら魔法の無駄撃ちさせられないか狙ってみる
好機や危機なら槍を振るうができれば攻撃はお任せしたい
できれば気絶した奴は武器と離して縛っておきたい

参加者一覧

ジーン・ズァエールルーツ・オリンジ
 ヒューマン | ウォーリア | 18 歳 | 男性 
アンネッラ・エレーヒャトゥルー
 エルフ | メイジ | 16 歳 | 女性 
コーディアスルゥラーン
 デモニック | シャーマン | 23 歳 | 男性 
是呂零鈴
 ケモモ | ナイト | 35 歳 | 男性 


リザルト


○神の手からオーパーツを奪い取れ
 マッチポンプにより神の手に掌握された村。
 そこは今、全ての村人が退避している。
 これから始まる、冒険者と神の手との戦いから守るためだ。
 突然の申し出に、最初は抵抗した村人達だったが、ディナリウムからの申し出である事を告げ、根気よく話し合う事で問題なく退避は完了している。
 その間に冒険者たちは作戦会議を終わらせ、それぞれが配置に就いていた。
 あとは、神の手が訪れるのを待つだけ。
 じれるような時間が過ぎたころ、神の手はやって来た。

(あの時の女は居ないか)
 村にやって来た神の手を確認し、【ジーン・ズァエール】は胸中で呟く。
 前回、村での情報収集に参加したジーンは、その時に居たリーダー格らしいアイドル姿の女が今回も居た場合、最優先で狙うつもりだったが、それは見当たらない。
(あの時、居た奴らに比べると威圧感がないな)
 今回、村に訪れた神の手は10人。3列に分かれている。
 中央に、オーパーツを手にした神の手が1人。その両サイドで護衛するように2人が就いていた。
(オーパーツを持っている奴を護衛してる奴らの方が、体つきはしっかりしてるし動きもブレがない。手にした武器からして、ウォーリアだな)
 敵に踏み込む前に戦力分析をする。
 ジーンの見立て通り、オーパーツを持った神の手を護衛しているのはウォーリアだ。
 その中央の列を挟むようにして、メイジが2人ずつ配置されている。
 そして、前列には更に1人ウォーリアが、後列にはウォーリアとシャーマンが更に1人ずつ就いていた。
 3・3・4という陣形だ。
 これは、何らかの襲撃を受けた時に対処できるように組まれている。
 襲われてはならないオーパーツ所持者は真ん中に置き、その両サイドにウォーリアを置くことで敵の接近を防ぐ。
 中央の列を挟むようにして、前列と後列に配置されたメイジは、離れた敵の攻撃を担当し、それぞれに護衛としてウォーリアを配置。
 そうして時間を稼いでいる間にオーパーツを発動させつつ、シャーマンが強化を行う。
 敵を発見してから対処する事を考えれば、理に適った陣形である。
 だが、今の冒険者達には通じない。
(今回も、これだけ近付いて気づかないか)
 敵がいつ反応しても良いように体勢を整えながら、ジーンはオーパーツを持った神の手を叩き伏せるべく、位置取りを行う。
 すでにこの時点で、敵の視界に入っている筈だが、反応は無い。
 デーモンであるセパルの幻覚が作用しているからだ。
 今回セパルには、幻覚によるサポートをさせている。今後の情報収集も考え、敵の目に入らないよう指示しているので、家屋の中に入って待機していた。
「いくぞ」
 神の手が村の広場に辿り着き、動きを止めたのを見計らい、ジーンは言葉少なくスレイブである【ルーツ・オリンジ】に声を掛ける。
「はい、マスター」
 ルーツはジーンの呼び掛けに応え、即座にジョブレゾナンスしマテリアルチェインする。
「マスター。敵の只中に踏み込むことになります。お気をつけて」
「心配するな。一撃で仕留める」
 ジーンは戦いの喜びに獰猛な笑みを浮かべ、仲間に攻撃前の合図を視線で送る。
 それに応えるように、それぞれ最適の配置で待機していた冒険者たちは戦いに踏み出す。
「ルゥ」
「はい、コーディ」
 神の手が到着すると同時にジョブレゾナンスを行い、マテリアルチェインしていた【コーディアス】は、自らのスレイブである【ルゥラーン】に声をかけ、ルゥラーンは応える。
 家屋に隠れながら神の手の把握を行っていたコーディアスは、ジーンの動きに合わせ更に適切に動く。
(火界咒の射程距離からすると、この距離がギリギリだな)
 事前の話し合い通り、ジーンが敵オーパーツの所持者を攻撃し奪取すると同時に離れれば、間髪入れず追撃の一撃を放てるよう準備万端に待機する。
(敵の数が多い。魔力の残量には気を付けて戦わないと)
 レベルが高く魔力も潤沢なコーディアスだが、冒険者の数に比べて敵の数は倍以上と多い。
 直前に、可能な限り味方の強化にも動くつもりなので、戦い方によっては魔力が途中で尽きかねないが、初撃以降の攻撃もしっかりと考えながら、開戦の時を待っていた。
 そうして戦いの時を待っているのは、【アンネッラ・エレーヒャ】も同様だ。
 彼女は、敵の動向を見極めながら、心の中で決意する。
(絶対に、ここで止めてみせますわ)
 正義感の強いアンネッラは、非道な神の手の所業に怒りを覚え、打ち倒すべく意気込んでいる。
 状況によってはセパルの護衛も考えて動こうとしたアンネッラだが、それを聞いたセパルは邪魔にならないようにと家屋の中に隠れていた。
 だから、神の手の殲滅に集中することが出来ている。
(私の持てる全ての力で以て、神の手を葬ってさし上げます)
 何度も神の手に辛酸を舐めさせられ、その悪辣さと非人道さを、許すことなど出来ない。
 憤るアンネッラの熱を冷ますように、彼女のスレイブである【トゥルー】が声を掛ける。
「あらあら、意気込み過ぎて身体が硬くなってないかしら?」
 すでにマテリアルチェインをしているので、手にした魔法の杖であるレットアイズから聞こえてきた声にアンネッラは返す。
「別に、大丈夫ですわ」
「そう? なら良いけれど。でも、深呼吸の1つぐらいなら、しても良いんじゃない?」
 戦いに踏み込む前の、穏やかなトゥルーの言葉。
 それがアンネッラの強張りをほぐし、静かに深呼吸させる。
 無駄な力の抜けた自然体で、アンネッラは戦いに備えていた。
 そうしてスレイブの助けを得ているのは、【是呂 (ゼロ)】も同様だ。
「間もなく攻撃が開始されます。援護の準備を、マスター」
「ああ、分かってる」
 是呂は、自らのスレイブである【零鈴 (レイリン) 】の静かな声に、僅かに返事が遅れる。
(いつもと違うな)
 普段なら明るく元気一杯に、気持ち好く感情を表に出す零鈴だが、ジョブレゾナンスを行いマテリアルチェインをした今の彼女は冷静に落ち着いている。
 そのギャップに、どこか気が引けるような気持ちになる。
 けれど零鈴が続けた言葉に、その思いは消えていく。
「敵が攻撃して来た時に移動する、最適経路は幾つか考えています。その他の不測の事態も、想定しました。だから安心して下さい、マスター」
 淡々と、けれど静かな熱を込め、零鈴は言葉を重ねていく。
 そこには感情の起伏は感じられなくとも、必死さが感じられた。
(ああ、そうか)
 是呂は気付く。
(何も変わっちゃいない。状況が違うだけだ。僕を生かすために、自分の機能をフル回転させてくれているだけだ)
 その理解が、零鈴に素直に頼る余裕を生んだ。
「サポート頼む零鈴」
「了解、マスター」
 是呂は家屋に隠れながら、事前に用意した案山子の配置を改めて思い浮かべ、戦いの時を待つ。
 依頼主が一時的に貸し出してくれた盾を手に、気合を入れていた。

 そして、ジーンの先制攻撃で、開戦の幕は切って落とされた。

(まずは1人、確実に仕留める)
 ジーンは、リミットブレイクにより能力を一気に高め、敵の只中へと踏み込んだ。
 その勢いに迷いは無く、ただ真っ直ぐにオーパーツを持った敵の元へ。
 疾風の如き速さで跳び込むと、その勢いも乗せたソニックブームを叩き付けた。
 重く鋭い一撃が閃く。
 敵は防御効果のあるローブを着込んでいたが、剣閃は骨を砕く勢いで減り込む。
 気付く事すらなく、その一撃を受けた敵は意識を刈り取られた。
 次の瞬間、ジーンは側面のもう一人の敵に、連撃を叩き込む。
 連撃を受けた敵はウォーリアだったためか、一撃で戦闘不能には出来ない。
 だが、戦闘に支障が出るほどのダメージを与えることが出来た。
 ここでようやく、敵は異常に気付く。
 しかし、遅い。
 すでにジーンはオーパーツを奪取し、その場から離脱。
 同時に、声を上げ仲間に開戦を知らせた。
「先制完了! ブチのめせぇ!」
 即座に、皆は動いた。
(まずは後方。余計なことはさせませんわ)
 スターダストフォースで魔法攻撃の威力を上げていたアンネッラは、攻撃の狙いを付ける。
 目標は、敵の後衛シャーマン。
 魔法により支配された風が、轟々と渦巻く。
 その勢いは、常よりも力強い。ただでさえ、スターダストフォースで威力が上がっている所に、コーディアスが五行相生により更に威力を引き上げているからだ。
 一時的な物理攻撃力の低下と引き換えに、一時的に魔法攻撃力を高める五行相生は、メイジに掛ければデメリット以上に効果が大きい。
 それによる凶悪な威力を持った竜巻が、敵シャーマンに襲い掛かる。
 敵は耐えきることなど出来ず、一撃で倒れ伏した。
 瞬く間に2人、敵は倒される。
 そこにコーディアスの追撃が入る。
(せいぜいビビって貰おうか)
 コーディアスの魔力に呼応し、巨大な炎が舞い上がると、一気に凝縮。
 実体を持つかのような厚みを持った大蛇へと変わると、ジーンの連撃を受け弱った敵に向かって地を這い跳びつく。
 喰らいつくと同時に炎に包まれ、弱っていた敵は戦闘不能に陥った。
「なんだ、なんだ貴様ら!」
 完全な不意打ちからのオーパーツの強奪。
 気付けば仲間も3人倒され、神の手は混乱したように声を上げる。
 だが、冒険者にとっては関係ない。
 それぞれが更に適切に動く。
 それに敵メイジは、慌てたように魔法を使い牽制しようとする。
 しかしその瞬間、是呂が動いた。
「こっちだ!」
 敵の注意を引くために、わざと大声を上げる。
 それに敵の視線が向いたのに合わせ、是呂はナイト・リージョンを使う。
 防御姿勢から構えた盾が眩く光る。聖なる光を目に受け、敵の注意は是呂に向かった。
「今です。全力で走って下さい」
「分かった!」
 零鈴の指示に従い、是呂は走る。
 目指す先は、事前に設置した案山子の群れの1つ。
 敵は不意打ちで恐慌をきたしている上に、セパルの幻覚も効いている。
 生身の人間だと誤認した敵メイジは、是呂の誘導に乗り幾つもの炎の塊を撃ち放った。
 全力で走る是呂の後方で、案山子に当たった炎の塊が爆発。
 離れていても肌を震わせ、火傷しそうな熱が伝わってくる。
(零鈴の指示に従ってなかったら、ヤバかった)
 危機一髪の状況に寒気を感じながらも、零鈴のナビに力強さを感じ、是呂は全力で動き続けた。

 こうして冷静な4人の冒険者と、恐慌をきたした神の手7人の本格的な戦いが始まった。

○激戦に打ち勝て!
 幾つもの炎の塊を、是呂は全力で避け続ける。
 かすめるように通り過ぎ、爆発する敵の攻撃に、背筋に冷たいものが走った。
(まだ戦いに参加するのは早かったか)
 冒険者になって日の浅い彼は、どこか気後れするような気持ちが胸にわだかまる。
 けれどその想いに囚われて、動きが止まることは決してない。
 なぜなら零鈴が、全力でサポートしてくれているからだ。
「敵は2手に分かれ、こちらの移動先に攻撃をするつもりです。進行方向を左に変えて下さい」
 零鈴のナビに従い、是呂は一気に進行方向を変え、左に進路を取る。
 急な方向転換に、是呂を追っていた敵のメイジは即座に対応できない。
 動きが鈍った所に、是呂は背後を取る。
 敵の魔法攻撃の射線に被せるようにして、敵メイジに接近。
 同士討ちを恐れ、今まで炎を打ち出していた敵の攻撃は止まる。
 その隙に、背後をついた敵メイジに片手槍ホワイトサーペントで切りつけ、そこから更に離脱する。
 味方の冒険者の位置を零鈴から聞きながら、可能な限り敵を引きつけるように動く。
(直接攻撃するだけが、戦いじゃない所を見せてやる)
 是呂の狙いは、敵の引きつけと消耗。
 仲間に向かう敵の数を減らし、体力や魔力を使わせる。
 その思惑は巧くいき、敵メイジ2人を必死に引き付けていた。

 是呂のお蔭で、敵5人に対して冒険者は3人の戦いが繰り広げられていた。

(この位置からなら、被害は少ないですわね)
 攻撃魔法の飛び交う中、動き続け好機を探ってたアンネッラは、アイシクルを起動する。
 狙いは、敵メイジの1人。
 攻撃魔法を撃った直後の隙を突き、射線上に村の家屋や仲間が居ないことを確認して撃ち出した。
 魔力により形作られた氷の槍が、敵メイジに命中。
 呻き声を上げ動きを止めた敵メイジに、追撃のチャンスと見て、アンネッラは更に前に踏み込もうとした。
 だがその直前で、トゥルーの冷静な声が耳に届く。
「右から新手が来てる。一端、退いて」
 熱くなり過ぎる一歩手前でトゥルーの呼び掛けを耳にし、アンネッラは心を冷まし距離を取る。
 同時に、自分に向かって来る敵の動きを見極める。
 剣と盾を手にした敵は、真っ直ぐにアンネッラに向かって来ていた。
「あらあら、接近戦がお望みらしいわね。でも、それに付き合う理由は無いわね」
「ええ。こちらの有利な距離で、仕留めさせて貰いますわ」
 アンネッラは向かって来る敵から逃げるそぶりを見せながら、同時にアイシクルを起動。
 十二分に引き付けた所で動きを止め、氷の槍を撃ち放った。
「ぐあっ!」
 アンネッラを追い詰めようと近付いていた敵は、対応が遅れる。
 辛うじて盾で受けるも、衝撃を受け止めきれず、盾を持っていた手に打撃を食らった。
 痛みで動きが止まる敵。
 そこにアンネッラは突進するように走り出す。
 迎え撃ちように敵は剣を構え、その横を迂回するようにアンネッラは横切った。
 敵がアンネッラの動きに気を取られていた瞬間、まるで電撃を受けたかのような襲撃を受け思わず膝をつく。
 コーディアスの急急如律令だ。
 敵を薙刀で牽制し、僅かに作り出した猶予に攻撃してくれようとしたのを察したアンネッラは、その攻撃が通り易いように注意を引きつけたのだ。
 アンネッラの動きはそれだけにとどまらず、先ほどアイシクルを叩き込んだ敵メイジに、再び攻撃魔法を放ち戦闘不能へと変えた。

 そうしてアンネッラの援護にも動いたコーディアスは、巧みに戦いを進めていた。

「コーディ、今がチャンスです」
 急急如律令を食らわせ、動きが鈍った敵ウォーリアの動向を把握していたルゥラーンが、コーディアスに呼び掛ける。
「分かった。でもいつ、こっちに襲い掛かって来るか分からないから、ナビは任せたよ」
「はい、任せて下さい。コーディが目の前の敵に集中できるよう、頑張ります」
 戦いの中、ルゥラーンと言葉を交わす。
 それがどこか心の余裕となって、狙う敵に向かって余分な力みも見せず突進する力になる。
「おのれ!」
 コーディアスの突撃に、狙いを付けられた敵メイジは必死になって攻撃魔法を放つ。
 雷が、あるいは竜巻が。
 次々に襲い掛かるそれらをギリギリで躱しながら距離を詰めていく。
 だが、敵の攻撃は近付くほどに苛烈さを増す。
 かすめるように跳んでくる敵の魔法に、コーディアスは僅かに攻めあぐねる。
 そんな彼を力付けるように、ルゥラーンは声を掛けた。
「しっかり! 今夜はお鍋ですよ!」
 その呼び掛けに、コーディアスは楽しみだというように笑みを浮かべると、敵への踏み込みを更に加速させた。
 一気に距離を詰めてくるコーディアスに、敵メイジは怯えたように魔法を放つ。
 だが、当たらない。
 コーディアスは速度を落とさず距離を詰めながら、躱すと同時に敵の側面目掛け薙刀を振るう。
 切り裂かれ動きが止まった所に、立て続けに攻撃を重ねる。
 捕縛も考え、刃だけでなく石突きで殴りつけた。
 そこから逃れるように敵メイジが距離を取った所で急急如律令を放ち、完全に沈黙させた。

 そうしてコーディアスやアンネッラが、敵に囲まれずに戦えているのは是呂が敵を引き付けてくれているのもあったが、ジーンが敵ウォーリア2人を相手に戦っているのも大きかった。

「どうした? 2人掛かりで殺せないのが、そんなに不思議か?」
 絶え間なく閃く剣撃を避けながら、ジーンは敵を挑発する。
「ほら、頑張れ。お前らの欲しいのは、これだろ?」
 オーパーツをさらして見せ、敵が不用意に距離を詰めて来た所で刃を振るう。
 下手に踏み込めば、もう一人に切りつけられる中、ジーンは少しずつ敵を削るように傷を与えていった。
 だが、その代償にジーンも傷を負っていく。
 一つ一つは小さな傷だが、重ねれば致命に到る隙を生み出しかねない。
 それを防ぐべく、ルーツは必死にナビを繰り返す。
「後方、斜め右から来ます! マスター!」
 死角から襲い来る敵の一撃。
 それをジーンは、視線を動かす無駄をせず、ルーツの言葉を頼りに避ける。
 避けると同時に、カウンターの斬撃を振るい、敵の肩を切り裂く。
 けれどそれと引き換えに、もう一人の相手からの斬撃が、軽く頬を切り裂いた。
「マスター!」
 ジーンが踏み込み過ぎないよう、声をかけ続けていたルーツは必死に呼びかける。
 それに、ジーンは笑みを浮かべ返した。
「騒ぐな。これからが楽しい所だ」
 不利な中にあっても弱気にならず、むしろ好戦的になる。
「おい、最後まで気ぃ抜くなよ? 慢心せずきっちり殺さねえと俺にぶっ殺されちまうぜ?」
 この挑発に、敵の1人が踏み込んでくる。
 それをジーンは避けない。
 敵が剣を振るう寸前、懐に跳び込みミドルソードであるファデルタを突き刺した。
 そして横に大きく跳ぶ。
 武器を手放したジーンに、好機と見た残りの敵が意識を集中する。
 しかし、それはジーンの罠。
 敵がジーンに集中した瞬間、コーディアスとアンネッラの2人が、共に攻撃魔法を叩き込んだ。
「マスター」
「よくやった」
 コーディアスとアンネッラの動きを伝えたルーツに声を掛けながら、突き刺した片手剣を手に取り引き抜くと戦いに戻る。

 こうして冒険者たちは傷を負いながらも、敵を次々に打ち倒す。
 比較的ダメージの少なかったコーディアスとアンネッラの2人が担当した敵を倒し切ると、戦いの趨勢は一気に冒険者へと傾いた。
 2人はジーンの援護をし敵を倒すと、1人で敵2人を引き付け続けてくれた是呂の助けに向かう。
 数の上でも優位になった冒険者は、最後の残り2人を倒し切ったのだった。

○戦い終わり
「マスター、お疲れ様でした!」
 戦い終わり、マテリアルチェインを解いた零鈴は、元気一杯に是呂に呼び掛けた。
「ああ、お前さんもお疲れさま」
 戦闘不能にした神の手を、他の冒険者達と共に縛り終えた是呂は、ほっと一息つくように零鈴に返した。
「怪我は無いですか? マスター」
 手に救急箱を持ちながら、零鈴は続けて問い掛ける。
 戦いが終ったあとに、皆の助けになればと持ち込んでいたのだ。
「大丈夫だよ。お前さんがナビをしてくれたお蔭で、大きな怪我はないよ」
 とはいえ、ずっと走り続けていたので疲労困憊ではあるが、それを見せず平気そうに是呂は返した。
 そんな是呂に、零鈴は嬉しそうに言った。
「良かった。マスターに怪我がなくて、本当に良かったです」
 屈託のない明るい笑顔。
 戦いの時とは違う、自分の気持ちをのびのびと相手に伝えるような声。
 いつもの零鈴の様子に、是呂は安堵する。
 その安堵を胸に抱きながら、是呂は言った。
「僕はいいから、他の人に救急箱は持って行ってあげて」
 それに零鈴は嬉しそうに笑顔で返すと、他の冒険者たちのスレイブに手当道具を渡していく。
 すると、手渡されたルーツは、すぐにジーンの元に。
「マスター。傷の手当をします」
「……別に良い。放っときゃ治る」
「いけません。悪化したら大変ですから」
「……好きにしろ」
 役に立とうと意気込むルーツにジーンは、ため息をつくように手当てを受けていた。
 そうして主を気に掛けるのは、トゥルーも同じだ。
「大きな怪我は、ないみたいね」
「ええ。誰かを助けるためにも、怪我なんてしてられませんもの」
 アンネッラの言葉に、トゥルーは柔らかな笑みを浮かべながら返す。
「それだけ冷静なら、大丈夫ね。戦いの最中も、周囲の被害を考えながら動いていたみたいだし」
「村の人達の帰る場所ですもの。できれば、無傷で済ませたかったですわ」
 戦いの余波で破壊された家屋の一部の片付けながらアンネッラが言う。
 そこに、戦いが終わり片付けの手伝いをしていたセパルが言った。
「大丈夫だよ。村の復興予算とか、オーパーツを奪取する予算に組み込んでたみたいだから」
 そう言いながら、拘束し目隠しもした神の手を村の家屋に軽々と放り込んでいくセパル。
 戦いが終わった後の冒険者の手伝いをしているセパルに、コーディアスが声を掛ける。
「助かったよ」
「どういたしまして」
 セパルは言葉を返すと、コーディアスの傍に居るルゥラーンを心地好さげに見詰め、邪魔をしないように2人の傍を離れる。
 周囲に誰も居ない、2人きりになったルゥラーンは、コーディアスに声を掛ける。
「大きな怪我もなくて良かったです」
「ありがとう、おかげで生きてるよ」
 そう言うと、楽しげな笑みを浮かべ続けて言った。
「鍋楽しみだ」
 ルゥラーンは、くすりと心地好さげに笑みを浮かべると返す。
「はい、楽しみにして下さいね。美味しい鍋、作りますから」
 その笑顔に応えるように、コーディアスはルゥラーンの頭を撫でる。
 嬉しそうに目を細め、頭を撫でられるルゥラーンだった。

 こうして戦いは終わりを見せる。
 数が不利の中、果敢に戦い、目覚ましい活躍を見せた冒険者達であった。



依頼結果

大成功

MVP
 ジーン・ズァエール
 ヒューマン / ウォーリア


依頼相談掲示板

[1] ソルト・ニャン 2017/11/29-00:00

やっほにゃ~ぁ
挨拶や相談は、ここでお願いにゃ~!
みんなふぁいとにゃにゃ~  
 

[15] アンネッラ・エレーヒャ 2017/12/08-00:31

はい、了解いたしました。

ジーン様の合図後、私はオーパーツを持っている方を除いた、少し離れた方々を優先的に狙おうかと思います。理由といたしましては魔法の箇所が同じですとぶつかって相殺される可能性もありますので、そのリスクを減らすためです。

セパル様は隠れてもらう方向で良いと思います。
隠れる場所が無さそうでしたら、また誰か冒険者が近くにいるようにして護衛も行う…というのはどうでしょうか?もし、護衛する場合になりましたら、以前もやりましたので、私が担当します。  
 

[14] コーディアス 2017/12/07-21:41

人が増えてくれるのありがたい、よろしく。

ジーンさんが先だね、了解。
僕はジーンさんの邪魔になりそうな奴>オーパーツ持ってる人ガードしてる奴
の優先順位で魔法放ってみるよ。
どういう状況になるか分らないけど、ガードしてる人はいそうな感じだな。

>攻撃のタイミング
ジーンさんが合図するので僕はOKです。

戦闘まではこんな感じかな
・奴らが村に入ってきたら観察して、オーパーツ持ってる奴を特定。
・広場に来たら作戦開始。

セパルには幻覚を頼み、前回同様姿出さない様にしてもらうでいいかな?  
 

[13] ジーン・ズァエール 2017/12/07-21:01

是呂は今回からの参加だな。よろしくな

二種類の作戦かぁ。俺が攻撃するとなると、オーパーツ持ちをピンポイントで狙えるから、奪還が成功したら後の戦闘でオーパーツへの警戒をせずにすむな
そこに範囲魔法を叩き込むので全体的にダメージを与えられるってところか
それにスキルも活用すれば周りのやつにダメージを与えながら離脱もできそうだしな

時間もねえし、どっちがいいか議論するのもアレだから俺が先制する案でいくか

そうなると攻撃のタイミングだが、離脱して俺が叫んだら攻撃するって感じでいいか?  
 

[12] アンネッラ・エレーヒャ 2017/12/07-00:30

せっかく先制攻撃で不意打ちできるのでそれは最大限生かしたいところですわよね…。

私としては先にジーン様が不意打ちをするのでもいいと思いますわ。
その後すぐに範囲攻撃をするのでしたら、ジーン様とタイミングを合わせないと難しいですので、そこら辺はきちんと話し合わないと大変なことになるかと思われます。

是呂様、初めまして。よろしくお願いいたしますわ。  
 

[11] 是呂 2017/12/06-23:58

どうも、ナイトの是呂と言います。スレイブは零鈴。
よろしくお願いします。

僕は、不意打ちの方はお任せしてその後の戦闘から動こうかと思ってます。
使えるスキルは相手の気を引く効果だから、敵さんの気を逸らしたりして撹乱を狙ってみようかな。
人形(カカシ?)使って魔法を無駄撃ちさせたりとかやってみる考えだよ。
なんで、攻撃の方はお任せしたい。
こんな感じで動く予定だ、よろしく。  
 

[10] コーディアス 2017/12/05-21:49

ごめん、もう一つ案。
ジーンさんが先に動くパターン。
オーパーツ持ってる奴に不意打ち食らわせて奪取して、
その瞬間に僕等が魔法ドカーンとやる。
ジーンさんもその場を離脱できて体勢立てなおせる。
こっちでも良さそうな気がした。

ジーンさんが先に動くか、魔法が先か、どっちがいいのかな。

何にせよ戦闘にはなるから、罠は仕掛けておきたいな。(考え中  
 

[9] ジーン・ズァエール 2017/12/05-19:52

これで前回の参加者は全員来たわけか。じゃあ今回もよろしく頼むわ

作戦についてだが、俺はその案で問題ない。その場合は攻撃前の見極めが大事だな
不意打ちでオーパーツの奪取ができなかったら、その後の戦闘じゃオーパーツ所持者を最優先で倒すって感じでいいか
とはいえ、そうなったら他の奴らも黙っちゃいねえだろうからそいつらに対応する必要もあるな……
もしそうなったら、俺が担当するか。距離が近いとオーパーツの影響を受けやすいなら遠距離攻撃できる奴が対応した方が安全性もたけえだろうし  
 

[8] コーディアス 2017/12/05-16:35

≪つづき≫

アンネッラさんの提案の
>最初に高火力の魔法を不意打ち
をするなら
アンネッラさんと僕とで同時にスキルを放ってオーパーツ持ってる奴(疑わしい奴)の側の人(両サイドの人?)狙って落ちてもらって
奴らが不意打ちに動揺してる隙にジーンさんにオーパーツ奪取して貰う、とか浮んだけど。
これでうまくいけば3人落ちるからあとノルマは2人。(一撃で落ちるかはわからないけど)

この場合
僕は炎の大蛇出すスキル使うよ。ビビらすの効果高そう!

>セパル
僕も、幻覚でサポートの方を頼みたい。
命中も下げてくれるとか神だろ!(デーモンだけど)
普通に洗脳されて戦闘不能は辛いし、この人数的に。  
 

[7] コーディアス 2017/12/05-16:34

シャーマンのコーディアスとパートナーのルゥラーンです。
引き続きよろしくお願いします。

ジーンさん、情報のまとめありがとうございます。
参考にさせて貰います。

最初の不意打ちについては
オーパーツ奪う事を優先したいかな。
でも、奴らがオーパーツを見える様に持っててくれてるとも限らない。
可能性を考えてみたよ。

①見える様に持ってる。
②守る様に一人を取り囲んでたら守られてる奴が持ってる可能性高い。
③誰が持ってるか判別できない。目ぼし付くまで様子見るか、僕等が暴れ出してから奴らが使用する為に取り出すのを待つしかない?  
 

[6] アンネッラ・エレーヒャ 2017/12/04-23:38

私もセパル様とは縁を頂いておりますわね。
エルフでメイジのアンネッラ・エレーヒャと申します。

ジーン様はお纏めいただきありがとうございました。
今回、神の手は後衛が多いようですので、最初に高火力の魔法を不意打ちで撃つと一気に有利に進みそうだと思いましたが、いかがでしょうか?  
 

[5] ジーン・ズァエール 2017/12/03-08:36

◎敵
○アイドル女
・リーダー格。実力も不明
・クラスは不明(個人的な独断と偏見だとアイドル衣装っぽいのを普通に着こなし、洗脳などと相性の良さそうな設定があるシャーマン)

・前回の会話で、組織の別のメンバーに実験を引き渡すという会話をしていた事から今回のシナリオにいない可能性の方が高い。一応警戒しておくべき?

○騎士達
・統制が取れており明らかに訓練された動きをしている
・戦闘する際は個々の強さもだが、連携攻撃にも対応する必要あり  
 

[4] ジーン・ズァエール 2017/12/03-08:33

それと前回のシナリオ『神の手に掌握された村を調査せよ』を個人的にまとめてみた
色々と抜けとか俺の独断と偏見と推測な意見が多いが、参考にはなると思う


◎オーパーツ
・基本情報はガイド参照
・距離が近いほど影響を受けやすい
・歌って洗脳するという性質上後衛が所持してる可能性大。つまり対処するなら遠距離攻撃か、使い手を最初の不意打ちで決めるのが望ましい


○セパル
・前回のシナリオでの交流の結果PC達への信頼度は高い……はず
・幻覚魔法の効果は思った以上に強く、気づかれるまでは至近距離で普通に会話や行動可能
・戦闘力は不明。参加者の数によっては戦闘要員にするのも手だが、個人的には幻覚によるサポートをしてもらいたいところ  
 

[3] ジーン・ズァエール 2017/12/03-08:29

とりあえず一日経ったんで、参加者集まる前だが何やるかを表明する
俺はとりあえずその場で一番強い奴か。オーパーツを持つ奴を狙う予定だ
 
 

[2] ジーン・ズァエール 2017/12/02-08:29

前回に引き続き参加する、ヒューマンでウォーリアのジーンだ
よろしくな