【創造の光・歪】猫への扉(埴輪 マスター) 【難易度:普通】




プロローグ


「お願い、ピートを助けて!」
 ――そう探求者に懇願するのは、長距離転移門を見学していた少女フレドリカだった。両親と共に救助されたのだが、飼い猫のピートはまだ会場に残されているという。
「ピートがいなくなったら、私……」
 涙ぐむフレドリカ。捜索隊は人の救助で手一杯、それなら自分がと言えば止められて、途方に暮れるフレドリカの前に現れたのが、調査へ向かおうとしていた探求者だった。
「場所は分かってるの! だって……だってあれは、私の家の扉だもの!」

 ――フレドリカに教わった場所で探求者を待っていたのは『扉』だった。それ以外には何もなく、足下に猫の出入り口がついた扉だけが、そこに直立している。
 フレドリカによると、その扉は混乱の最中、突如として現れたのだという。ピートは躊躇うことなく、扉の奥へと姿を消した……家でいつもそうしているように。

 探求者が扉を開けると、別世界が広がっていた。暖かな差しと、爽やかな風。見渡す限りの草原で寝そべってるのは、猫、猫、猫……それはもう、猫だらけだった。
 この場所は一体? それに、この猫達は……? 扉の奥へと足を踏み入れた探求者は、寝息を立てる猫の傍に脱ぎ捨てられた衣服へ目を向ける……欠伸を堪えながら。

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このエピソードはグランドプロローグ「創造の日」の連動エピソードです。
イベントで起きた様々な大事件の陰で、隠された物語をエピソードにしています。
歴史の狭間、真実の隙間を埋める物語へ参加してみてください。
なお「創造の日」にて選んだ選択肢と関係ないお話でも参加可能です。
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解説


 フレドリカの飼い猫であるピートを探し出すのが目的です。
 扉の奥はポカポカ陽気で、お昼寝をするにはもってこいですが、それは猫に限って言えることではなく、人間だって同じこと……そう、本エピソードの敵は『睡魔』です。
 敗北者の末路はそこら中で見かけることができます。三毛、茶トラ、ヒョウ柄……その姿は様々ですが、その寝顔は一様に幸せそうです。
 襲い来る睡魔に打ち勝ちことができれば、ピートもきっと見つかるはずです。

○眠気対策

 扉とその広がる世界は空間の歪みによって現れたもので、ここでは強く願ったものが形をなします。それはもちろん仮初めのものですが、この世界では効果がありますので、睡魔に抗う方法を自由に考えてください。(ただし、『幻カタ』の世界観から余りにもかけ離れた方法では、効果が発揮されない可能性があります)

 睡魔の発生源はピートであり、近づけば近づくほど眠気が強くなります。そのため、その強力な睡魔に打ち勝つためには、それ相応の対策が必要となるでしょう。

 また、睡魔に負けたとしても、誰か一人でもピートのもとへ辿り着けばクリアとなります。(全員が眠ってしまったら……それはそれで、幸せな結末かも知れません)

○ピートについて

 今年で九歳になるオスの黒猫で、同じく九歳のフレドリカが両手で何とか抱え上げられるぐらいの大きさをしています。子猫の頃から、仰向けで寝る癖があるようです。
 チーズが大好物で、どんなに熟睡していても、鼻先に近づけると目を覚まします。なお、塩分を取り過ぎないようにと、チーズはたまのご馳走として与えられています。


ゲームマスターより


 この世界で最大の敵は『睡魔』なのではないかと思う今日この頃。
 最初のエピソードながら、皆さんにはこの最大の敵に挑んで頂きます!
 ご自身がいつもやっている方法はもちろん、これだったら眠気が吹き飛ぶこと間違いなしという方法を、ぜひこのエピソードでお試し下さい!

 ……というわけで、新人GMの埴輪と申します!
 皆さんが『幻カタ』の世界を存分に楽しめるように尽力して参りますので、今後ともよろしくお願い致します!



【創造の光・歪】猫への扉 エピソード情報
担当 埴輪 GM 相談期間 8 日
ジャンル --- タイプ EX 出発日 2017/7/11
難易度 普通 報酬 通常 公開日 2017/7/21

ステファニークラリス
 デモニック | メイジ | 20 歳 | 女性 
皆で巨大飛行船を出した後はスレイブと歩く。服が脱ぎ捨ててあるけど何でかしら。一応拾っておくわ。
こうやって眠ってる猫ちゃん見てると、あのもふもふに顔をうずめて一緒に眠ってしまいたくなるわね。
…しないわよ。怖い顔で睨まないでクラリス
ちょっと触ったら起きるかしら、この子達

とりあえず眠気が強くなる方向へ、猫を踏まないように進みましょう。
時々遠眼鏡でピートを探しながら出来るだけ最短距離を目指すわよ。
色んな猫がいるのね。あの三毛ちゃん可愛いわ、あっちの子はずいぶん大きい子ね。

睡魔対策は
・ミントオイルを手の甲に塗って、時々嗅ぎながら歩く
・時々お互いの肩を叩きながら歩く
・氷をお互いの背中に入れる
・喋りながら歩く
・もうダメと思ったらお互い一発殴って目を覚ます!

ピートらしき猫がいたら、チーズで起こす。
抱き上げて喉をくすぐりながら
「飼い主に心配かけて…悪い子ね」
フィクサーグランダ
 ヒューマン | クレリック | 18 歳 | 男性 
基本的な行動
1.情報収集(「睡魔」の正体や仲間の使い方、周囲の状況の使い方)
2.作戦を一応提案する
3.他に作戦がなく、誰かリーダーシップをとる人がいない場合は、自分主導で攻略を始める。
具体的な眠気対策
1.クレリックの回復で眠気を防げないか試みる。また、クレリックの化学知識を利用しての眠気対策
2.バードがいれば、興奮させるような音楽を頼む。また、大きな音が鳴るような楽器などを使う。他には猫を引き寄せる音
3.レンジャーがいれば、実践的な知識がないか確認する
4.手段が見つからなければ精神論で
眠気対策以外
1.好物であるチーズ(特に匂いの強いもの)を最大限利用しておびき寄せる。つまり、チーズの匂いが拡散するような道具を念じる
2.ピートや自分たちを眠気が関係ないほど一気に移動できるものを念じる。例えば乗り物など。巨大飛空艇を使うと都合がいい
アニャンハルヒイラギ
 ケモモ | メイド | 18 歳 | 女性 
へえ…面白そうな能力の猫ちゃんですね…
私は包帯とナイフを望んで右腕に包帯を巻きつけますよ…
猫ちゃんを探して睡魔が近くなり耐えられそうになくなったら包帯を巻いておいた腕にナイフを突き刺して眠気を覚ましますよ…
見つけたらチーズで起こしましょう…
「さてと…刺しておきましょうか」
フランベルジュスティレット
 ヒューマン | ウォーリア | 15 歳 | 女性 
●動機
ピートちゃん…っていうんだね。わかったよ!
それにしてもここに入ったら気持ちよさそう…。ちょっと覗いてみようかな。
●目的
なんとかピートちゃんの所までたどり着いてみる!
●行動
扉に入る前に。
これ、お婆ちゃんからの差し入れです!
と言ってクーラーボックスから、人数分の冷たいスノーフォレストの天然水(500ml)と濡れタオルを渡します。
中はとっても暖かいみたいなので、良かったらぜひ!
広い草原…子供のころを思いだすなぁ。スティレットも懐かしいよね?
大きめの飛行挺がもしあったら上から眺めて、どの辺にピートちゃんがいるか探せそうだけど…。
うーん…飛行艇があれば…【大型船を創造】(の想像をしてみる)
飛行艇が出現すれば→わっ!飛行艇が本当に出てきちゃった!乗るの初めてで楽しみ!
飛行艇が出現しない→草原を走り回って体を動かしてみようか!そしたらピートちゃんも見つかるはず!
コトト・スターチスリテラチャー
 ヒューマン | クレリック | 7 歳 | 女性 
できるだけ皆さんと一緒になってピートくんを捜しますっ
いざ眠りそうな人がいたら起こしたりできますし、眠気覚まし方法を教えあったりしますね
乗り物が出たならそれに乗らせてもらって、出なかったら歩いて行きます
目標は、眠気が強くなる方向でしょうか。ピートくんの特徴をよく頭に入れて進みましょう!

・対眠気
ぼくが思い浮かぶのは薬草やハーブ関係です
ペパーミントのハーブティー(ポットやカップ付き)と、
ローズマリーとレモン、ペパーミントを調合して精油になったものとハンカチを強く願います!
精油をハンカチに付けて、いざという時にすぐお茶を飲んだり香りをかげるように準備します(必要なら皆さんに配布)
後は本で読んだことがあるのですが、顔や首、手にある眠気覚ましのツボを刺激してみますね

・対ピート
気をつけますが、いざとなればチーズを持って猛ダッシュで近づき、眠る寸前でチーズを鼻先に近づけます!
火虎・ギフトナールティザンヌ・ベルベリィ
 コロポックル | バード | 12 歳 | 男性 
【大型船を創造】
歪みに入る前に、自作の口に残る苦みのある植物を混ぜ込んだ液体を飲んでから突入!
大型船…低空飛行でもまだ平気そうなのを皆の思いで作れるかな?
造れなくても、誰かと乗れる乗り物に乗って、全員に音が伝わる位置に配置されて
眠気対策としてはミント水を創造して、瞼ぬ塗って
で、とにかくリュートをかき鳴らして騒音で眠気の妨害と全力シャウト!
「寝てないかー!?」「ピートどこだー!?」「状況おしえてー!」「伝令だー!ピート発見!」
俺が眠りそうになったら、スレイヴのティザンヌにビンタしてもらって必死に演奏し続ける
魔法的なものならある程度は防げるしな……あと物理的に痛いのは本当に眠れない。
そういうことで同行してて眠りそうなやつはティザンヌがジャイアントなんとかばりのビンタで
「元気ですかー!だよ!」してもらおう。ティザンヌが眠りそうなら俺がリュートで頭ゴンッってしてやる。
スターリーアインス
 デモニック | メイジ | 7 歳 | 女性 
・目的

なるべく寝ないようにピート君連れて帰らないとねー。

・動機

フレドリカお姉ちゃんの頼み、聞くしかないでしょ。猫だって家族だよ。
でもどうしようかなー。

皆が眠らないように、入り口の辺りから寝そうな人に何か飛ばそっか。
ちょっち痛いけど寝ちゃうよりいいよね!寝ちゃっても別に大丈夫な気はするけど。

あとは、ピート(かもしれない猫)の目の前にチーズを飛ばすことができたら…
ピートを探しながら前に進む人が寝ちゃう前に辿り着きやすくなるかな?

・行動

扉に入って1歩目の所から、【スリングショット】を思い浮かべて作り出すよ。
寝そうな人にはクルミの実を飛ばしちゃえー!

眠気が強そうな人の近くにピートが居るかもしれないんだよね…。
じゃあその近くの黒猫の目の前に、チーズを飛ばしていけばピートの場所がわかるかも?

場所が分かったらあとはみんな頑張って!後はもう辿り着くだけだから!
アンネッラ・エレーヒャトゥルー
 エルフ | メイジ | 16 歳 | 女性 
ピート様に近付けば近づくほど眠くなるそうですから、眠気対策は万全にしなければなりませんわね
口に何か入っていますと、そんなには眠くならないですわよね
眠気よりも強く痛覚を刺激する様なことをするのもありかもしれませんわね…目薬やドリアンのような匂いが刺激的なもの…洗濯ばさみのように何か挟むようなものも用意してみましょう
それと眠ってしまった際に音が出るようにタンバリンとか鈴も持ってみますわね
最初は何か食べていて、眠くなって来たら目薬などをして、本格的に寝始めたら鈴などが鳴る…完璧ですわ!

視覚は微妙ですけど、五感においての眠気対策が出来ましたし、これくらいでよろしいでしょう
同じく睡魔と戦う方々がいらっしゃるそうですから、寝ている方と出会いましたら、起こすように努めましょう
ピート様の特徴は伝え聞いた通りでしょうから、眠りに負けずにいられましたら、チーズを鼻先に近付ければよいのですわね!

参加者一覧

ステファニークラリス
 デモニック | メイジ | 20 歳 | 女性 
フィクサーグランダ
 ヒューマン | クレリック | 18 歳 | 男性 
アニャンハルヒイラギ
 ケモモ | メイド | 18 歳 | 女性 
フランベルジュスティレット
 ヒューマン | ウォーリア | 15 歳 | 女性 
コトト・スターチスリテラチャー
 ヒューマン | クレリック | 7 歳 | 女性 
火虎・ギフトナールティザンヌ・ベルベリィ
 コロポックル | バード | 12 歳 | 男性 
スターリーアインス
 デモニック | メイジ | 7 歳 | 女性 
アンネッラ・エレーヒャトゥルー
 エルフ | メイジ | 16 歳 | 女性 


リザルト


 ――広々とした草原を見渡しながら、ヒューマンの『フランベルジュ』は子供の頃を思い出していた……と言っても、フランは十五歳の少女ある。赤髪のツインテールに赤いケープ。その隣に立つスレイブの『スティレット』は、フランを見詰めている。
「スティレットも、懐かしいよね?」
 振り返った主人に、頷きを返すスティレット。(あぁ……今日もフランは可愛いなぁ)
 草原ではなく、猫に目を向けているのはデモニックの女性『ステファニー』。草原には猫がいた。それも一匹や二匹ではなく、何十匹も……微笑ましくも、異様な光景。
 ステファニーは腰を屈め、三毛猫を撫でた。よく寝ているようで、これならモフモフに顔を埋めても――視線を感じて振り返ると、スレイブの『クラリス』が立っている。
「……しないわよ。怖い顔で睨まないでクラリス」
 ステファニーは膝を伸ばして立ち上がり、欠伸を一つ。
「この服、なんだろー?」
 小首を傾げるデモニックの『スターリー』は、フランよりも幼い七歳の女の子だが、正式な冒険者であり、メイジ……もとい、魔法少女だった。
 脱ぎ散らかされた服は、猫たちの寝床になっていた。周囲に剣や杖が転がっていることから、冒険者のものであることが窺えるが……。
 スターリーは服から猫に目を移す。(ま、いっか。目的は『ピート』君だもんね)
 ――そう、ここにいる八名の冒険者は、少女『フレドリカ』の依頼を受け、飼い猫のピートを探しにやってきたのだ。世紀の大実験が一転、悪夢のような混乱の渦中にあって、それは呑気とも言える依頼だったが、それでも立ち上がるのが冒険者である。
 エルフの女性『アンネッラ・エレーヒヤ』は、物憂げな表情で思考を巡らせ、ケモモの女性『アニャンハル』は妖艶な笑みを湛え、コロポックルの少年『火虎・ギフトナール』は、スレイブの『ティザンヌ・ベルベリィ』と陽気な音楽を奏でている。
 そんな冒険者達を見渡すのは、ヒューマンの男性『フィクサー』だ。ふくよかな体型は、十八歳という年齢以上の貫禄がある。冒険者に女子供が多いと知り、自分がリーダーシップを発揮すべきだと思いながらも、対人関係はあまり得意ではないフィクサーは、きっかけを求めて視線を巡らせ……一人の少女に目を留めた。
 ヒューマンの『コトト・スターチス』。スターリーと同い年だが、笑顔がより幼さを強調している。猫好きのコトトにとって、ここは天国だった。
(あああ、ねこかわいいー、なでたいー、いっしょにねむりたいにゃぁー)――コトトはとっても眠かった。だから、ちょっとだけと、ぶち猫の隣で横になる。
「お嬢様、後で猫喫茶に連れて行きますから、今は我慢ください」
 スレイブの『リテラチャー』が、コトトを揺さぶる。だが、いつもは素直に従うコトトも、この時ばかりは睡魔の誘惑に抗うことができなかった。
「――お、お嬢様っ!?」
 リテラチャーの声が上擦る。それを聞きつけ、冒険者が何事かと集まってくる。問題にいち早く気付いたのは、コトトの友達でもあるフランだった。
「こ、コトトちゃんっ! 耳っ!」
 コトトは夢見心地のまま、耳に手を伸ばした。(……ぼくの耳、モフモフだにゃぁ)
「眠っちゃだめーっ!」
 魔法少女の勘か、スターリーが声を上げた。火虎がリュートを掻き鳴らし、大声を上げる。「起きろ-っ!」――コトトの目が開いた。塞いだ耳はムニムニで……首を傾げるコトトを、フランが気遣う。
「コトトちゃん、大丈夫?」
「うん……ぼく、どうかした?」
 顔を見合わせる冒険者達……やがて、アンネッラが口を開いた。
「お耳に毛が生えてましたわ。それに、お体も小さくなって――」
「眠ったら、猫になっちゃうみたいだねー」
 とんでもないことを口にするスターリー。だが、コトトに起きた変化を目の当たりにした冒険者達は、それを否定することはできなかった。
「……今、眠気がある人は正直に手を挙げてくれないか?」
 フィクサーが切り出すと、その場にいる全員の手が上がった……スレイブも全員。
「なるほどー。眠くなる力も働いてるんだねー……ふあぁ」
 大きな欠伸をするスターリー。空色の瞳がとろんとしている。
「ということは、この猫ちゃんも?」
 ステファニーが足下の猫を撫でているのを見て、アニャンハルが口を開く。
「元、冒険者ですね……」
 黙り込む冒険者達。その間にも、眠気がどんどん――。
「そうだ! お婆ちゃんからの差し入があります!」
 フランはクーラーボックスからスノーフォレストの天然水(500ml)と濡れタオルを取り出し、冒険者達に配布。冷たい刺激が眠気を遠ざける。冒険者達が活気を取り戻す中、フィクサーはタオルから顔を上げ、水をごくりと飲んでから、口を開いた。
「状況を整理しよう。俺達の目的は、ピートをフレドリカのもとへ連れ帰ることだ。ピートは扉の奥に姿を消した。扉の奥は草原で、睡魔に負けると猫になる。そして扉は……」 フィクサーは振り返る。「……消えてしまった。退路はない、ということだ」
「じゃ、じゃあさ、どうするんだよ?」
 火虎が声を上げると、フィクサーは前に向き直った。
「無論、ピートを探すさ。そのために、君もここにいるんだろう?」
「そりゃそうだけど、ピートを見つけたとして、ここから出られる保証は――」
「扉」
呟きに注目が集まり、アンネッラは慌てながら先を続ける。
「あ、あの、フレドリカちゃんが言ってましたわよね? 私の家の扉だって」 
「……ああ。そこにピートが入っていたんだ、偶然ではないだろう」
 フィクサーが肯く一方、火虎は草原を見渡す。
「この草原もピートの仕業ってことか? ちょっと、信じられないけどさ」
「外でも信じられないことが起こってますよ……」
 アニャンハルの言葉に、火虎はぐうの音も出ない。
「ピート君をさがそー。フレドリカお姉ちゃんの頼み、聞くしかないでしょ」
 スターリーが声を上げ、フィクサーは「そうだな」と肯いた。
「ただ、この眠気もどうにかしないと。捜索中に眠り込んだら……猫になる」
「あの、クレリックの力でどうにかならないかしら?」
 アンネッラがおずおずと提案。クレリックのフィクサーは、同じくクレリックのコトトに顔を向ける。コトトは首を振り、フィクサーは頷きを返した。
「回復を促すために、眠りを深くすることなら……ああ、この空間が魔術によるものだとすれば、メイジの力の方が有効なんじゃないか?」
「それは……」
 メイジのアンネッラは、同じくメイジのステファニーとスターリーに顔を向ける。
「既知の、それに人の術式なら……でも、猫はお手上げね」と、ステファニー。
「魔法少女でも難しいねー。だけど、他の方法ならあるよー」と、スターリー。
 ――冒険者達の視線がスターリーに集まる。スターリーは得意気に両手を差し出した。そこには一抱えもある大きなボウルがあり、水がなみなみと注がれている。
「ボウルに入れた冷たい水をどばーっと――」
「それ、どこから?」
 不思議そうに目を丸くするアンネッラ。スターリーは「え?」と手元に目を向け、慌てて手を離した。ボウルは地面に落ち、零れた水が土の中へと消えていく。
「……わたし、こんのがあったらなーって、思っただけなんだけどなー?」
 戸惑いを隠せないスターリーを横目に、火虎はパチンと指を鳴らした。
「そうか、ここでは思ったことが実現するのかもしれないぜ? それなら……うーん……ピートよ……俺達の前に、さぁ、出てこーい!」
 ――火虎の声が草原に響き渡る。だが、ピートが現れることはなかった。
「あれ? そうだと思ったんだけどなぁ……」
 火虎がぶつぶつと呟く一方で、目を閉じて何かを念じているのはコトトだった。眠ってしまわないよう、リテラチャーに眠気覚ましのツボ……親指と人差し指のまたの間にある……を押してもらいながら。
 コトトが目を開くと、丸いテーブルの上に、ティーポットとカップが並んでいた。ポットの脇には、小瓶とハンカチも……コトトは微笑み、冒険者達をティータイムへご招待。
 コトトが念じ、その場に現れたのは、ペパーミントのハーブティーだった。小瓶の中にはローズマリーとレモン、ペパーミントが調合された精油が入っている。
 冒険者達は興味津々、かつ恐る恐るカップに口をつけたが、その爽やかな風味で眠気が覚めていくのを実感し、安心して飲み続けるのだった。
「不思議ではあるが、ありがたい。ただ、これを飲みながらというわけにも……」
 フィクサーの呟きを耳にしたコトトは、香油を染み込ませたハンカチを差し出す。それを受け取ったフィクサーは、それに鼻を近づけ……目を瞬かせた。
「……こいつは効くな。それに、移動中でも使える」
「あとは、ぼくが本で読んだ眠気に効くツボを――」
「よ~し! こいつは凄いぞ!」
 火虎の声に冒険者達が何だと思う前に、大音量が響き渡った。火虎が抱えているのは巨大なリュート。小さな体には不相応だが、本人はとても満足そうだ。
「俺がこいつを掻き鳴らせば、そう簡単には眠れないぜ!」
 フィクサーは耳から手を離し、火虎に向かって肯いて見せた。
「よし、これだけ準備をすれば――」
「お待ちください!」
 声を上げたのは、アンネッラだった。その手には、洗濯ばさみが握られている。
「これで顔を挟めば、痛みで目が覚めること請け合いですわ!」
 自信満々なアンネッラとは対照的に、冒険者達の反応は今ひとつ。アンネッラは振り返ると、目を閉じた。(それなら、とっておきを見せてあげますわ!)
 ――やがて振り返ったアンネッラの手には、トゲだらけの果実があった。それは何かと誰かが尋ねるよりも早く、周囲に腐敗臭が立ちこめ、冒険者達はコトトに配られたばかりのハンカチを鼻に当てた。
「そ、それ、何ですか?」と、フラン。
「果物の王様、ドリアンですわ! この臭いなら、眠気なんて……」
 そう語るアンネッラの顔が歪んでいるのも、タマネギが腐ったかのような悪臭のせいである。それでも胸を張るアンネッラも、冒険者達の表情を見てはっとし、回れ右をして走り出した。
「ごめんなさーい!」
「あ、おい!」
 フィクサーは手を伸ばしたが、アンネッラの背中はどんどん遠ざかっていく。
「私が追います……」
 アンネッラを追走するアニャンハル。二人の姿が小さくなると、残された冒険者達はアンネッラを心配する一方、臭いの元が消えたことに安堵するのだった。
 ――ややあって、フィクサーは咳払いを一つ。手にした方位磁石と、アンネッラ達が走り去っていった方角を見比べる。
「とにかく、ピートを探そう。スレイブも眠そうだから、主人が二人一組で行動した方が安全だろう。アンネッラとアニャンハルは、西へ向かったから――」
「私とコトトちゃんは、南に行こっか!」と、フラン。
「じゃあ、私は魔法少女ちゃんと北に行こうかしら」と、ステファニー。
「俺とフィクサーは東だな! 俺の演奏を間近で聴けるなんて、ラッキーだぜ!」
 火虎に背中を叩かれ、苦笑いを浮かべるフィクサー。
「俺には耳栓も必要だな……と、本当に出てくるんだな。それなら……」
 フィクサーが強く念じると、両手には耳栓に続いて筒状のものが三本。そして、マッチ箱が三つ現れた。火虎は筒状のものを取り上げる。
「これ、何だ?」
「発煙筒だ。ピートを見つけたり、何かあったらこれに火を付けて知らせてくれ。先に行った二人も察してくれればいいんだが……」
「大丈夫だって! いざとなれば、俺が大声で呼んでやるよ!」
「ああ、頼りにしている。よし、捜索開始だ。くれぐれも気をつけてな」
 フィクサーの号令に、冒険者達は一様に肯いた。

 ――アンネッラはスレイブの『トゥルー』を引き連れ、とぼとぼと歩いていた。手にしたドリアンは相変わらずの悪臭だが、アンネッラの嗅覚はとっくに麻痺している。
 人と仲良くしたいと考えているが、どう仲良くなればいいのか分からない。良かれと思ったことが、裏目に出ることもしばしば……その原因の多くは、自身の暴走にあった。
 アンネッラが振り返ると、アニャンハルとそのスレイブ『ヒイラギ』の姿が。わざわざ追い掛けてきてくれたのだ。……嬉しい。でも、その思いは伝えられずにいた。
 自分と同じ白い髪。でも、その大きな胸は……と、アニャンハルは立ち止まって大きな欠伸をし、包帯が巻かれた右腕に向かって、ナイフを――。
「な、何をなさってるの!?」
「刺して眠気を――」
「おやめなさい! ……私が、眠気を覚ましてあげますわ!」
 アンネッラはドリアンを地面に置き、アニャンハルの頬を洗濯ばさみで挟む……効果なし。別の方法を‥…と考えたアンネッラの手に現れたのは、鈴とタンバリだった。アンネッラはシャンシャン、タンタンと、一心不乱にリズムを刻む。シャンシャン、タンタン、シャン、タンタン。
 ――ドサッ。はっとして目を開けたアニャンハルの足下には、衣服に抱かれ眠っている白猫と黒猫……そして、鈴、タンバリン、ドリアンがあった。

 ――コツン。頭に感じた痛みに、ステファニーは目を開いた。振り返ると、スリングショットを構えたスターリーの姿が見える。十メートルは離れているのに、大した精度だ。
 ステファニーは正面に向き直り、望遠鏡を構える。仰向けで寝ている黒猫……ピートに違いない。あとは近づくだけだが、それが難しいことを、ステファニーは身を以て味わっていた。ハンカチを鼻に当て、隣に立つクラリスに目を向ける。
「……クラリス……すごく……顔……怖いわよ……」
 ――眠気は北に向かうほど、強まっていった。そこでステファニーはスターリーを待機させ、クラリスと平手で叩き合いながら北へ向かい、ピートを発見したのである。一方のスターリーも勘付き、念じてスリングショットとクルミの実を出現させ、ステファニーを遠方から援護していたのだが………。
 ステファニーは大きく息を吸い込み、振り返って叫んだ。
「ピートはこの先よ! だけど、近づくと眠気が……ねむけ……が……」
「ステファニーお姉ちゃん!」
 スターリーの声が遠くから聞こえたが、それに応じるだけの力が、ステファニーには残されていなかった。ふらふらになりながら、クラリスに顔を向ける。
「もうダメ……私に構わず…って、訳にはいかないか……」
 主人とスレイブは一心同体。屋外では十メートルも離れることができない。離れてしまったら寝てしまう……それならばと、ステファニーはクラリスを抱き寄せた。(ん~~♪ 抱き心地最高~~~♪)

「……ピートだ、間違いない」
 フィクサーは望遠鏡でそれを確認。距離にして五十メートルほど先。それに……フィクサーはそのずっと手前、十メートルほど先にもう一匹の黒猫と、赤毛の猫が仲良く抱き合って眠っている姿を、確認せずにはいられなかった。
 スターリーが炊いた発煙筒のもとに集まったのは、フラン、コトト、火虎、アニャンハル、フィクサーと、そのスレイブ達である。
 フィクサーは打開策を考えようとするが、睡魔と戦いながらのそれは困難を極めた。ハンカチに染み込ませた香油も、火虎の特大リュートの旋律も効果が薄く……いや、眠気がそれだけ増していると考えるべきだろう。もはや、一刻の猶予もなさそうだった。
 ――そんな中、二人の少女が頷き合う姿を見て、フィクサーは声を上げる。 
「スターリー、コトト、何をするつもりだ?」
 二人は作戦の内容を説明……だが、それは特攻の宣言だった。コトトがピートの前まで走り込み、その鼻先に大好物のチーズを置く。その途中でコトトが眠りそうになったら、スターリーがスリングショットでクルミをぶつける……以上、終わり。
「ピート君を起こせば、何かが起こると思うんだよねー」と、スターリー。
「熟睡していても、チーズの匂いで目を覚ますみたいですし!」と、コトト。
「そうかもしれないが……危険すぎる」
 フィクサーの言葉に、フランも肯いた。だが、二人の決意は変わらない。
「このままだと、みんな眠っちゃいそうだしねー」と、スターリー。
「危険は覚悟の上です! ぼく達は冒険者なんですから!」と、コトト。
 そこまで言われては、引き止めることは――同じ冒険者として――できなかった。コトトは準備体操を始め、リテラチャーがそれをじっと見守る。
「行きます!」
 コトトは遠くの黒点……ピートを目がけて走り出した。リテラチャーも後に続く。あっという間に十メートル、睦み合う二匹の猫の脇を通り過ぎ、二十メートル、三十メートル……そこで、コトトは急ブレーキ。倒れそうになる体を、リテラチャーが支える。それを見て、スターリーがスリングショットを構える。放たれたクルミはコトトへ一直線、命中する直前、リテラチャーの手ではたき落とされた。当たったらさぞ痛いだろう……そう思った瞬間、体が勝手に動いてしまったのだ。コトトはそんなリテラチャーに笑顔で頷き、眠りに落ちていった。リテラチャーも後に続く。
 ――スターリーが走り出した。手にしているのは、スリングショットと丸めたチーズ。これをピートにぶつけるか、鼻先に届けることができれば、全て解決するはずだ。(魔法少女ならぬ、物理少女的な解決だけど!)
 ここが限界……立ち止まったスターリーは、半目でスリングショットを構え、ピートに向かってチーズを放つ。その直後、倒れるスターリーをスレイブの『アインス』が受け止める。二人はその結果を見届けることなく、眠りに落ちていくのだった。
 チーズはピートの一メートルほど手前に落ち、ピートの鼻先はぴくぴくと動いたが……そこまでだった。
「コトトちゃん、スターリーちゃん……」
 フランの呟きに、フィクサーは歯噛みした。次の一手を考えなければならない。それが残されたものの役目だ。だが、どうすれば……フィクサーは天を仰ぐ。
 ――忌々しいほどに晴れ渡った青空。はっとしてフィクサーは叫んだ。
「空だ!」
「……空って、羽でも生やすのか?」
 火虎が眠そうな声で応じる。フィクサーは冒険者達を見渡した。
「飛空艇だ。念じて飛空挺を出して、空から近づくんだ」
「私、飛空挺に乗ったことがなくて……」と、フラン。
「流石に、そんな大きいのは難しいじゃないか?」と、火虎。
「一人では無理かも知れませんね……」と、アニャンハル。
「……駄目で元々だ。皆で念じてみよう、天駆ける飛空挺の姿を!」
 フィクサーの号令に応じて、冒険者達は目を閉じた。この眠気の中で目を閉じるの危険だったが、その眠気が常識の鎖を解き放っていく。どこまでも、自由に。
 ――冒険者達が苦労して目を明けると、見上げるほど大きな飛空挺……もとい、猫が行儀良く座っていた。その体は金属の光沢を放ち、頭や手足、尻尾には多数のプロペラがついていて、体の脇には背中へと登るための梯子が据えられていた。
「……これ、飛ぶのか?」と、火虎。
「乗ってみましょう……」
 アニャンハルが梯子を昇るのを見て、冒険者達とスレイブがそれに続く。猫の背中は甲板になっており、フィクサーは操縦席だと思われる一画に向かう。フィクサーも、そのスレイブである『グランダ』も飛空艇を操縦する方法は知らなかったが、設えられた舵輪を手にフィクサーが念じると、プロペラが勢いよく回り出し……猫は浮かび上がった。
「うお! マジで飛んだぜ!」と、火虎。
「凄い! ほら、スティレット! 見て見て!」と、フラン。
 眠気を忘れて、大はしゃぎの二人。猫は五十メートルほど上昇して止まった。フィクサーがそう念じたわけではなく、これが高度の限界のようである。
 問題はここからだ……フィクサーは前進を念じ、猫はゆっくりと動きだす。十メートル、二十メートル、そして三十メートルを超えても、眠気が急激に強まることはなかった。
「……フラン、ピートの真上まで来たら教えてくれ」
 フィクサーの指示を受けて、フランが望遠鏡でピートの位置を確認。「今です!」と声が上がり、猫は動きを止めた。
「あとは地上に降りればオッケーだな!」
 元気を取り戻した火虎に、フィクサーは首を振って見せる。
「睡魔の力が、この高度まで届いていないとだけだという可能性が――」
「それなら、釣り竿でチーズを垂らしてみようぜ!」
 言うが早いか、釣り竿を手にした火虎は、チーズを結びつけた糸をピートに向かって垂らしてみたのだが……プロペラの風に煽られるばかりだった。
「……こうなったらさ、覚悟を決めるしかないんじゃないか?」
 火虎の言葉に、冒険者達はしっかりと頷き合うのだった。
 ――下降開始。十メートル、二十メートル、三十メートル……変化は突然かつ強烈だった。フィクサーとグランダは抗う間もなく崩れ落ち、猫になる。その一方で……。
「元気ですかー! だよ!」
 火虎の頬に平手打ち決めたティザンヌの体がぐらりと揺れ、その手からマイクが滑り落ちた。火虎は頬を擦りながらマイクを拾い上げ、絶叫する。
「元気ですかァアー!」
 火虎はティザンヌをリュートでゴチン。意識を取り戻したティザンヌは、火虎に向かって飛びかかり、二人は甲板の上で取っ組み合いを演じていたが、その姿がみるみる縮んでいき……二匹の猫に変わった。
「フラン! 猫になっちゃ駄目だよ! 猫になっちゃ――」
 スティレットに抱かれながら、フランは赤毛の猫に姿を変えた。(あぁ……フランは猫になっても可愛いなぁ)……そして、スティレットは黒猫に変わる。
 冒険者達が次々と睡魔の手に落ちる中、アニャンハルとヒイラギは甲板の縁に立っていた。アニャンハルが空中に身を躍らせると、ヒイラギもそれに続く。 
 ――ボン。パラシュートが開き、アニャンハルは減速しながら地上へ……耐えがたい眠気。アニャンハルは右腕……ドリアンの果実を塗り込めた包帯に鼻を近づけた。アニャンハルは目を見開くと同時に着地。仰向けで寝ているピートの鼻先に、チーズを近づける。

 ――目覚めたフランが目にしたのは、思い思いの格好で寝息を立てている、大勢の冒険者達の姿だった。その中心には扉があったが、徐々に透き通っていき……消滅。
 扉があった場所では、ピートが気持ちよさそうに眠っていた。その傍らには、食べ残されたチーズが少々……腹がくちくなり、お昼寝を再開したに違いない。
 フランはくすりと笑い、スティレットを始め、ピートを探すために奮闘した仲間達の寝顔を見渡しながら、大きな欠伸を一つ。(フレドリカちゃん、ごめんね。もうちょっとだけ……)フランは心の中でそう呟くと、目を閉じて夢の中へ旅立った。



依頼結果

成功


依頼相談掲示板

【創造の光・歪】猫への扉 依頼相談掲示板 ( 44 )
[ 44 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-16 22:01:52

火虎さんの優しさが沁みるにゃ〜ありがとにゃ〜(スヤァ)  
 

[ 43 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-13 23:08:23

いいんだ…猫と遊んだって……
俺達がサポートするぜ……お前の猫と遊びたい欲望を…叶えてやる……!
猫が欲しいか…?ならば答えろ……!猫の中で眠るが良い…!  
 

[ 42 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-12 20:02:49

時間がギリだったから、間に合ってなかったらごめんなさい…  
 

[ 41 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-12 20:01:30

私…猫ヶ原でスレイブと過ごしたくて選んだ依頼なの…成功目指すけど初志貫徹もするわ(キリッ)
上空から幸せに眠ってる私を見たら生暖かく見守って頂戴。
大型飛行船の件もプランに入れてるから安心して。  
 

[ 40 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-12 16:15:27

とりあえず、欠けるやつは皆で【大型船を創造】って入れてみて
不可能だった時は中型船など運転を交代できる乗り物で行くって書いてみてくれ
俺は運転破棄して、騒音をずっと奏でて
アニマにはビンタして回らせる  
 

[ 39 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-12 15:33:05

ステファニー……
わかった、お前の犠牲は無駄にはしない…
でも、走るより速く動けるものを創造とかどうだろ?
板に車輪つけた台車みたいなやつ……坂じゃないから速度でないけど、自力で蹴って移動できるやつ  
 

[ 38 ] フランベルジュ  ヒューマン / ウォーリア  2017-07-12 10:29:15

私は入る前に、皆に冷たいお水と冷たいタオルを用意しておくね!
お婆ちゃんは眠くなる前に水分補給すること、頭を冷やすことが大事だって!
空間の中に入ったら飛行艇の想像もやってみるね!  
 

[ 37 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-12 00:00:14

私は下でピートを探すわ。
スレイブと叩き合えば睡魔も何とかなるかも。それに探す手段は多い方がいいし。
途中で寝落ちても上空から私を見たら大体の方向も分かるでしょ。
猫より見つけやすい目印になるわ  
 

[ 36 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-11 22:48:44

あ、注射ほしいかも。眠れない対策!
俺ほしい…え、副作用あるの……?

とりあえず、明日締め切りだからざざっと書いてくる!  
 

[ 35 ] フィクサー  ヒューマン / クレリック  2017-07-11 22:31:34

そういうシステムなの。
ところで、アドレナリン注射…いる?いや、副作用怖いからやめておくか。まあ結局、薬品や飲食物の成分、その他寝ていられない状態で対策するしかなさそう。
チーズは一応匂いが強いやつで  
 

[ 34 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-11 20:04:26

チーズ釣り竿役は、誰かに任せる!
俺とにかく塩蔵してうるさい音をかき鳴らす方針でいくつもり。
大型は…
【大型船を創造】って皆で入れれば皆で結束して作れるんじゃないかな
個別に入れるより効果あるかも。  
 

[ 33 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-11 20:02:58

猫の匂いがわかるケモモとかいないか?って猫だらけだったな
・ミント水
・眠くなったらビンタしあう
・全力演奏
が対策なんだけど眠気対策…

「寝るな!ここで寝たら死ぬぞ!」のフラグは誰かやるな  
 

[ 32 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-11 19:38:11

もちろんピートに近づかずに位置の特定と、起こす方法があればなんとかなると思うわ。
眠気は、解説とOPを読む限りではかなり強い睡魔のようね。
何かの対策があればなんとかなる程度ではあるみたいだけど  
 

[ 31 ] コトト・スターチス  ヒューマン / クレリック  2017-07-10 21:40:04

道中は通常の眠気対策でも何とかなるかもですが、ピートくんに近づくためにはちょっと色々対策した方がよさそうですねっ!
フィクサーさんのいうような感じで、あまり近づかずに済む方法があればそれもよさそうです  
 

[ 30 ] フィクサー  ヒューマン / クレリック  2017-07-10 20:27:59

ふむ…そんなに睡魔は強いのかな。抜け道はあまりないと考えるかい?起こす≠辿り着くだと思うが…。
睡魔をどうにかするしかないのか…普通の睡眠と同じ睡魔なら、それなりに道具を使えば対抗できるだろうけど…  
 

[ 29 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-09 23:00:19

ピートに近づけば睡魔が強くなるから、ピートの位置を確認出来るほど近づいていれば睡魔も強くて眠ってしまう。
だから、睡魔自体をどうやって我慢するかが問題みたいね  
 

[ 28 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-09 22:57:25

OPと解説によると、ピートが睡魔の原因で、この猫を起こせばみんな目覚めて成功、というのが今回の主旨のようよ。
睡魔に負けずにたどり着ければピートの鼻先にチーズを持ってきて起こして成功、ね。  
 

[ 27 ] フィクサー  ヒューマン / クレリック  2017-07-09 21:45:00

チーズで釣る人は眠くなると思うが、ピートの位置を確認したら、例えば釣り竿なんかにチーズをひっかけてピートの近くに差し出せば近寄らせることはできそうだ。もちろん、長い棒とかの先につけても距離は稼げる  
 

[ 26 ] フィクサー  ヒューマン / クレリック  2017-07-09 21:42:30

ああそうか、辿り着けばいいのか。極論、辿り着けば寝てしまってもいいってことかな?あるいは、辿り着くと睡魔はなくなるってことか…。
辿り着くだけなら、飛空艇からピートの近くに飛び降りて、無事ならOKだな  
 

[ 25 ] フランベルジュ  ヒューマン / ウォーリア  2017-07-09 19:39:33

たしかに…そうだね~。
うーん、やっぱりじゃあそれぞれが眠くなる方向に向かって歩いていくしかないかな?
 
 

[ 24 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-09 19:25:04

巨大船でも、眠気対策をしない限り、ピートに近づいた時点でその人が寝ちゃうんじゃ…  
 

[ 23 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-09 19:24:02

チーズも、鼻先に近づけると目を覚ます、ってあるから遠くで釣るのは難しいんじゃないかしら。
一番必要な対策は、眠気対策をどうするかって事だと思うわ。  
 

[ 22 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-09 19:23:05

ピートの元にたどり着いたらクリアだから回収まで考えなくていいと思うわ。
眠気も、ピートが発生源だからスピード出る乗り物だと眠気に負けてピートや他の猫にぶつかる危険があるし。  
 

[ 21 ] スターリー  デモニック / メイジ  2017-07-09 19:19:24

うーん…そこまでおっきいモノが出せるかどうかはわかんないけど、やってみる価値あると思うよ。
他の作戦もぜんぶダメでもともとだしね。  
 

[ 20 ] フランベルジュ  ヒューマン / ウォーリア  2017-07-09 19:18:51

なるほど、途中で寝ちゃっても、バケツリレー方式でピートちゃんを渡せるね!
いい方法だとは思うんだけど、全員で強く思わないと大型飛行艇は出てこないかな?  
 

[ 19 ] フィクサー  ヒューマン / クレリック  2017-07-09 17:47:47

いや待てよ…滅茶苦茶大きい飛空艇なら、端に運転手がいて、その反対の端に乗った人がピートを回収して乗せれば、運転手はピートと距離を保てる。つまり、運転手が眠る可能性は低くなる。
これならどうだろう?
 
 

[ 18 ] フィクサー  ヒューマン / クレリック  2017-07-09 17:45:10

自動で飛空艇が動いてチーズを垂らせば一番楽だな。だけど、自動運転なんてあり得るかな…。
そういや、片脳ずつ眠らせる動物もいるらしいが…俺たちでは無理か  
 

[ 17 ] フランベルジュ  ヒューマン / ウォーリア  2017-07-09 17:18:24

地上の乗り物は危なくないかな?うっかり乗り物で引いちゃうなんてこともありそうで…。
飛空艇を使って少し上からとかどうかな?上から眺めてみたり、チーズを垂らしてみるとか!  
 

[ 16 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-09 16:38:25

一番早い乗り物なんだっけ?
そいつでずばーんとイッキにいってもらうか
チーズでおびき寄せる、網でとらえる、乗り物で拘束回収…ってこれ運転手寝るな
乗り物部隊は交代で猫運ぶってことで…いけそう?  
 

[ 15 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-09 16:34:07

猫をおびき寄せるのはチーズだな、そう書いてある
だから俺たちが眠らないようにの対策で強く望む者が必要じゃないかと思うんだ。
ミント水、胡椒でくしゃみして起きるとか、あとは……眠りそうなやつからビンタ?  
 

[ 14 ] フィクサー  ヒューマン / クレリック  2017-07-08 21:12:19

俺としては、今回の鍵は「強く願ったものが形をなす」だと思う。
出せたものによって色々できるだろう。睡魔対策はもちろん、睡魔対策以外のものも…。例えば、寝落ちしない程早い乗り物や猫をおびき出す道具とか…  
 

[ 13 ] フィクサー  ヒューマン / クレリック  2017-07-08 21:06:36

フィクサーだ。一応クレリックということになっている。作戦会議はもう始まっていたか。
まず寝ない方法だが、今までに出たものはある程度有効だろう。
気になるのは、そもそもどういう原理で眠くなるのか…。  
 

[ 12 ] スターリー  デモニック / メイジ  2017-07-08 00:29:13

じゃあわたしは入り口近くで声出したりして皆を起こそうかな。

>途中脱落
それが目的じゃなかったらいいよー!フレーバーに書き込むと良い感じになるのかな?  
 

[ 11 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-07 19:26:17

それと…その…相談なんだけど、私途中脱落したらダメかしら…
「私に構わず…先に…」とかやってみたい…

あ、もちろん睡魔対策は一緒に考えるし、ダメなら最後まで頑張るわ  
 

[ 10 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-07 19:24:39

そうよね。この状況だとスレイブも眠りそう。寝落ちた人は後で回収しましょう。危険は無いようだし。

私はスレイブに引っぱたいてもらおうと思ってたけど、彼女も眠気で落ちそうよね。  
 

[ 9 ] 火虎・ギフトナール  コロポックル / バード  2017-07-07 14:25:18

未だにプラン書かないとだめなんだな、昨日は入れないし…
とにかくよろしく!

眠気覚ましに一曲どうだ?といっても猫も逃げる気がするんだけど…  
 

[ 8 ] スターリー  デモニック / メイジ  2017-07-07 00:49:19

知り合い同士の人が多い感じなのかな。

自然に発生した眠気じゃないから、スレイブにも効いちゃうかも。
効いちゃうなら、スレイブをおいていくわけにもいかないし…背負うか、起こすしかないよね。  
 

[ 7 ] フランベルジュ  ヒューマン / ウォーリア  2017-07-05 16:41:09

あ、そっか!ステファニーさんありがとう!
じゃあやっぱり眠気対策だね〜。
どうなんだろう?睡眠は必要みたいだけど、眠気はやっぱりあるのかな。  
 

[ 6 ] ステファニー  デモニック / メイジ  2017-07-05 01:26:35

ステファニーです。よろしくね。

ピートは眠気が強くなる方向へ向かって歩けば見つかると思うわ。
ミントオイルいいわね。
後、お互いに時々肩を叩きながらとか

スレイブも眠くなるのかしら。  
 

[ 5 ] フランベルジュ  ヒューマン / ウォーリア  2017-07-04 23:16:26

コトトちゃんまた会ったね!今回もよろしくね!
アンネッラさん初めまして、よろしくね!

そうだよね~眠気対策は人それぞれで違うよね。
とりあえずは、ピートちゃんを探し出す方法を考えないとだね!  
 

[ 4 ] アンネッラ・エレーヒャ  エルフ / メイジ  2017-07-04 23:01:18

アンネッラと申します。皆様よろしくお願いいたしますね

寝ないで済むもの…私はコーヒーよりも刺激のある飲み物の方が寝にくいですね
人によって飲むものは違いそうですわね  
 

[ 3 ] コトト・スターチス  ヒューマン / クレリック  2017-07-04 22:56:16

クレリックのコトトですっ!
あ、フランベルジュさん、こちらでもよろしくお願いしますね!

ぼくがすぐ思いつく眠気ざましは、ミントとかすーっとするハーブの香りをかいだりかんだり…ですかね?  
 

[ 2 ] フランベルジュ  ヒューマン / ウォーリア  2017-07-04 22:46:15

フランベルジュだよ、スターリーちゃんよろしくね!

そうだな〜お婆ちゃんは昔、眠い時にはコーヒーを沢山飲むか、
冷たい物でおでこを冷やしなさいって、よく言ってたなー。  
 

[ 1 ] スターリー  デモニック / メイジ  2017-07-04 22:33:59

”魔法少女”スターリーです!よろしくね!

強く願えば何でも手に入るみたいだけど、眠気対策に使えそうなのって…
ボールに入れた冷たいお水とか?